秋季茶会

場 所:三渓園
日 時:
10月28日(日)

 10月28日(日)、三渓園において恒例の横浜支部秋季茶会が開催されました。
台風一過の青天となり、来賓はじめ400余名の会員方が参集下さいました。皆様、
趣向を凝らした各席を楽しまれた様です。韓国からのお客様もお出でになり、チマチ
ョゴリが茶席に一層の彩りを添えてくれました。また、横笛庵の呈茶席にも、イギリ
スからの観光客が来られるなど、“国際都市”横浜に相応しい茶会となりました。尚
、当日は菊花展の初日にあたり、熱心な愛好者で賑わっておりました。


 

 茶道文化特別講演会

場 所:旭区民センター
日 時:
8月11日(土)

 8月11日(土)、横浜支部主催の茶道文化特別講演会が、今日庵業躰の戸田宗安先生を講師に迎え開催されました。演題は「元伯宗旦と今日庵−わび茶の世界」です。今年が宗旦350年忌に当たる為でしょうか、会場(旭区民センター)は300余名の会員で満員となり、戸田先生のご登壇を期待を持ってお待ちしました。
 講演は興味尽きないものでした。わび茶の完成は宗旦によるもので、有名な『南方録』の覚書は宗旦の思想そのものであること。また、今日庵、又隠、寒雲亭は宗旦の茶室で、特に今日庵はその日常の場で、それ故に軸や花の為の「床」が無いとの説明です。更に、父・少庵の出自による茶の湯と能との関係や、井伊直弼(宗観)の銅鑼の打ち方等々。戸田先生の話に引き込まれ、二時間の講演はあっと言う間に過ぎ、好評のうちに終了致しました。
 尚、講演前にロビーにて支部幹事による呈茶がございました。


 

 夏休み親子茶道講座

場 所:三溪園
日 時:
8月4日(土)、5日(日)

 夏本番の8月4日(土)、5日(日)両日、蓮の花が美しく咲く三渓園で、「はじめてのお茶会」というテーマで、「夏休み親子茶道講座」が催されました。両日とも午前、午後各1回ずつ計4回それぞれ25名前後の方々が参加されました。
  講座では、まず、鶴翔閣で点前を見ながら、お菓子の頂き方、お茶の頂き方という基本の作法を学びました。参加の方々は、点前が始ると興味津津という様子で身を乗り出すようにして点前作法を見つめていました。
 点前終了後には、全員点前座近くに集まり、拝見に出された薄器や茶杓、また柄杓等を直接手に取って様々な質問がありました。「これは何でできているのですか?」「竹です。」「どうやって作るのですか?」「小刀で削ったり、紙やすりでこすったりするのですよ。」「プラスティックでこのような物を見たことがあります。」「竹は丈夫で、400年以上も前に作られた茶杓が今でもちゃんと、残っています。」「大きな器ですね。」「夏の趣向で、水がたくさん入って涼しげにみえるでしょう?水指(みずさし)と、言います。」等々。点前に使用された茶杓は、鈴木宗徹幹事長手作り、銘「蝉しぐれ」でした。
 その後、400年以上前に建築された茶室、「春草蘆」の内部を特別に見学しました。参加者全員が、小さな入口・にじり口から茶室内に入り、茶室の構造を簡単に学びました。鈴木幹事長から、刀掛や天井、中柱等について説明がありました。こちらでも一つの質問から話題がどんどん広がりました。「にじり口は、茶室への入り口でもあり、出口でもあるのです。」「出るときは、おしりから後ずさりして出るのですか?」「いいえ、前から出ます。」「にじり口に、鍵はありますか?」「はい。入った時は、一番最後の客は掛金を掛けます。その音が合図になります。」「合図ですか?」「そうです、茶室では様々な音の合図があります。」「ここで食事もするのですか?」「正式には、お茶を美味しくいただくため食事を持て成し、その後お茶を差し上げます。その食事を、「懐石」といいます。」「食事中等、会話はOKですか?」また、炉畳についての質問から、炉と風炉の説明まで話題が広がりました。
 最後に、参加された子供達に、三渓園から「修了証」が手渡されました。この講座をきっかけに、茶道に対する興味の深まった方は、是非、門をたたいてくださいと、「初心者のための茶道教室」のパンフレットを配布していただきました。本当に、大勢の方が、茶道に興味を持っていらっしゃることを実感しました。このような企画がきっかけとなり、二度、三度、四季それぞれに楽しめる三渓園を訪れる方が増え、そして茶道への門をたたく方が増えると嬉しいです。


 

 春季茶会

場 所:三溪園
日 時:
4月22日(日)

 4月22日(日)、三溪園にて横浜支部春季茶会が開催され、来賓始め300余名の方々のご参会を頂きました。
  第1席は江田宗真先生が担当。及台子に軸・茶杓の「露堂々・明歴々」と格調高く、信楽花入の八角蓮が鮮やかでした。名誉副幹事長・伊東宗京先生の第2席は、軸「柳緑花紅」や冠香合など雅な道具立て。第3席の門間宗映先生は、お家元ご染筆「青山緑水」と風炉点前で新緑の清々しさを演出。また、立礼席は、大和南・翠嵐・六ッ川の3高校と中田中学の「平成っ子」の生徒さんの若さ溢れる席でした。時折雨の空模様でしたが、参会の皆様は各席の趣向を楽しまれたご様子でした。当日、横浜市による茶会の取材があり、1部が2009年国際捕鯨委員会総会の横浜誘致活動に使用される事になりました。また、横笛庵では恒例の呈茶があり、一般来園者で賑わっておりました。


 

 事務手続き

場 所:平和祈念館
日 時:
2月4日(日)

 暖かな立春となった2月4日(日)、上大岡の「かながわ平和祈念館」で、平成19年度横浜支部事務手続きが行われました。朝から多くの会員方が来場され、手続き終了後、一碗の茶を楽しまれました。
 平成20年度の手続きは2月2日(土)を予定しております。


 初茶会

場 所:三溪園 鶴翔閣
日 時:
1月28日(日)

 1月28日(日)三渓園鶴翔閣にて、今日庵業躰、桜庭宗宏先生ご臨席の元、恒例の横浜支部初茶会が開催されました。九州や大阪からのお客様始め、約250名の方々にご参会頂きました。茶会冒頭、伊達實雄副支部長より新年挨拶と、鈴木宗徹新幹事長並びに、藤巻宗弘、池田宗昌、全田宗正の三副幹事長の紹介がございました。
 濃茶席は、お家元染筆「雲尽日月正」やお福面の香合と初茶会に相応しい設いで、桜庭先生のお話も弾み、和やかな席となりました。また、薄茶席は池田副幹事長が担当され、継ぎ紙に淡々斎筆の古歌「琴の音に…」と宗和の茶杓などで持て成されました。
 茶会当日は、三渓園の名勝指定記念特別公開最終日で、園内は終日多くの観光客で賑わっておりました。


 

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