チャリティー茶会

場 所:かながわ平和祈念館
日 時:
12月21日(日)

 12月21日(日)、支部恒例のチャリティー茶会が上大岡平和祈念館で開催されました。穏やかな日和の中、約250名のご参加を頂きました。
 和室席は冨岡宗広先生が担当。お家元染筆「無事是貴人」が掛けられた茶室には、
「子」と「丑」の置物が飾られ歳送りのご趣向。立礼席は副幹事長池田宗昌先生が、
短冊「看々臘月尽」と御園でお持て成し。梅図の棗とうぐいすの茶碗で春を告げる道
具立て。年の瀬の一日、心ゆったりと、行く歳、来る歳に思いを回らしていらっしゃ
いました。
 また、会場の一部では茶道具などの物販もあり、熱心に品定めする方々で終日賑わ
っておりました。
 尚、チャリティー茶会の収益(506、000円)は、神奈川新聞社を通じて寄付
させて頂きました。(12月27日付朝刊に掲載)ご協力有難うございました。


 

 ロータリー呈茶

場 所:パシフィコ横浜
日 時:
11月8日(土)

 11月8日(土)、国際ロータリー地区大会がパシフィコ横浜で開催され、呈茶席を横浜支部幹事が担当し大会に花を添えました。
 御園棚による立礼。大宗匠筆短冊「松樹千年翠」などの源氏千年紀に因んだ道具立
てで、多くのロータリアンをお持て成し致しました。また、ロータリーの国際親善奨
学金制度で留学中のブラジルをはじめとする高校生の飛び入り参加もありました。体
験希望も多く、2〜3人の生徒さんが代表して点前をするなど、思いがけず賑やかな
国際交流となりました。


 

 第16回三渓園大茶会

場 所:三渓園
日 時:
10月24日(金)・25日(土)

 10月24日(金)・25日(土)三渓園大茶会が開催され、裏千家淡交会横浜支部が、臨春閣天楽の間においてお客様をお持て成し致しました。
 床は、認得斎筆「吟風一様松」、時代梨地菊蒔絵の香合に付け干香を入れました。
 原三渓生誕140年に因み、脇床に、松永耳庵箱書きの茶碗・銘「百万石」(陳元贇造)を飾りました。
 両日で約900名のお客様が名残の時期のお茶を楽しまれました。。


 

 横浜美術館呈茶

場 所:横浜美術館
日 時:
10月20日(月)

 10月20日(月)、午後、横浜美術館と支部の共催第2弾として呈茶を致しました。11月3日迄の「源氏物語の1000年」展に花を添えることとなり、200余名の方々にお越し頂きました。


 

 呈茶訪問

場 所:三春学園
日 時:
10月4日(土)

 10月4日(土)、爽やかな秋晴れの佳日、三春学園への呈茶訪問に参加させていただきました。 
 幼稚園から高校生までの子供達70名と職員の方々10名にお茶を召し上がっていただき、希望する子供達には実際に茶筅を振ってお茶を点ててもらいました。毎年恒例となっており、この呈茶をきっかけに茶道部に入部したという女子中学生もいました。子供達のそれぞれの成長の姿に感動しながら、心和む一時を過ごしました。礼儀正しくお辞儀を返す子供達の姿が、とても印象的でした。  会計委員 斎藤 宗翠


 

 はじめてのお茶会

場 所:三渓園 鶴翔閣
日 時:
8月16日(土)、17日(日)

 8月16、17日(土、日)、三渓園主催の“はじめてのお茶会”が開催され、横浜支部幹事が担当致しました。実技指導は、16日は藤巻副幹事長、17日は全田副幹事長が行いました。昨年は「夏休み親子茶道講座」として行われ好評を博しました。今年は対象を茶道及茶会未経験者に拡げたせいか、募集とともに満員となったそうです。各日午前午後1回ずつ、計4回約120名が参加しました。有馬中学茶道部の生徒さんやシリアの女性の参加もありました。
 会場は鶴翔閣です。16日の原三渓翁の命日に因んで、床は蝶図の団扇と蓮の花で皆さんをお迎え致しました。まず、お辞儀や茶・菓子の頂き方等の基本を学びます。座り方では熱心に畳の目を数える姿が見られました。いよいよ“はじめてのお茶会”です。洗い茶巾でお持て成し。殆どが抹茶初体験で、年少の男の子の「苦ーい!」で大爆笑でした。
 次は鈴木幹事長の案内で、重要文化財「春草廬」の特別見学です。少人数毎に、にじり口から三畳台目の茶室に入ります。にじり口や空間の狭さに驚きながらも、皆さん熱心に幹事長の説明に聞き入っていらっしゃいました。最後に年少者から中学生には理事長から修了書と記念バッジが贈られ、夏休みの良い思い出となったようです。


 

 定期巡回茶道講演会

場 所:横浜美術館レクチャーホール
日 時:
8月9日(土)

 8月9日(土)、横浜支部と横浜美術館の共催で、定期巡回茶道講演会が美術館レクチャーホールで開催されました。2つの展覧会(「わたしの美術館展」と次回特別展「源氏物語の1000年ーあこがれの王朝ロマン」)に因んだ内容です。講演に先立ち、グランドギャラリーで支部幹事による呈茶がありました。源氏物語に因んだ道具でお持て成し致しました。
 講演会は二部構成で、鈴木幹事長、伊達副支部長の挨拶に続いて、裏千家学園講師谷端昭夫先生の「王朝文学と喫茶」で始まりました。『源氏物語』や『今昔物語』などに喫茶についての記述が見られる。それは宮中の仏教行事「季御読経」の引茶と呼ばれるもの。公家が僧に茶を饗する儀式で、中国産の団茶を煎じたもので、調味料(あまずら、生姜、香木)を入れないと飲めないほどまずかったこと。また、青磁は「秘色」と呼ばれ珍重されていた。王朝時代の喫茶は貴族の中国文化に対する憧れで、国風文化成立とともに喫茶への関心は薄れていった等々。大変興味深い内容でした。8月末からの特別展で王朝時代の喫茶文化を発見出来るかもしれません。
 次いで美術館学芸員による「わたしの美術館展」見どころガイド。9500点を超える所蔵品の中から、4人の著名人がそれぞれの視点で選んだ展覧会。脳科学者・茂木健一郎氏と写真家・荒木経惟氏、そして横浜出身の二人、タレント・はな氏と直木賞作家・角田光代氏です。講演後、展示会場に向う姿が多く見られました。


 

 ファストレディーに茶道紹介

場 所:三渓園
日 時:
5月29日(木)

 5月29日(木)、第4回アフリカ開発会議のため来日されたアフリカ各国首脳夫人、在日大使夫人の皆様に、裏千家淡交会横浜支部が日本文化紹介の一環として外務省、横浜市の依頼により茶会を開催致しました。
 生憎の小雨でしたが新緑が映える三渓園に13ヶ国からのお客様をお迎えしました。茶会に先立ち、野田横浜市副市長より歓迎のご挨拶と、福田総理夫人,高村外相夫人並びにお家元御名代の中島宗基業躰先生のご紹介があり、さらに鈴木宗徹幹事長のご挨拶が続きました。
 茶会は立礼にて総理夫人の点前、外相夫人の半東でおこなわれ終始和やかに進みました。中島業躰より軸の「和敬清寂」の意味について説明とともに「どうぞ、皆様自国に戻られてからも、日本は“和”の心を大切にする、自ら“わじん”と称する国民であるということを忘れないで下さい」とお話になりました。
 この会で一番会場が沸き立ったのはご来賓方が実際に茶筅を振り、点茶体験をなさ
った時でした。茶筅を手にしたり、自ら点てたお茶を味わったり、楽しんでいらっし
ゃいました。総理夫人も優しく茶筅の振り方や茶碗の持ち方、お茶の頂き方を手ほど
きなさっていました。
 また、振袖・訪問着・付け下げ・色無地・小紋・袴という、日本の伝統的民族衣装
の解説もありファーストレディーらは目を輝かせておられました。
このようにして国際交流の一時は幕を下しました。


 

 茶の湯インターナショナル例会(如月会が茶席担当)

場 所:開東閣(旧岩崎家別邸)
日 時:
5月27日(火)

 千 容子家元夫人が団長を務める「財団法人国際茶道文化協会・茶の湯インターナ
ショナル」の例会が5月27日(火)港区高輪の開東閣にて開催されました。
 エリザベス王朝様式の石造りの本館で受付をすませ、広大な庭園に続く階段の上に
立つと、今を盛りと咲く薔薇の匂い立つような香が吹きわたりました。夏を思わせる
ような陽射しの中、満開の薔薇が咲き競っていました。
 日本庭園内の「釣月庵」(静嘉堂文庫から移築)で、如月会の先生方が持て成して
くださいました。待合席には、淡々斎筆短冊「青柳」(花衣ほころびそめて川風に
吹かれてみだるる青柳の糸)。本席床は、坐忘斎御家元筆「雲去青山露」・木耳付 唐物籠花入れに、春咲き秋明菊と玉沙参、撫子がすっきりと活けられていました。香合は鉄線(時代 唐物)。茶杓は、鵬雲斎大宗匠で、銘「青々」。
 また、本館では、蒔苗宗芳先生が立礼席を持たれました。床は、「和気満萬國」、花は、赤花矢車、崑崙花と紅花山イチゴが交趾の船徳利(永楽造)に。水指には、ロイヤルコペンハーゲンの色使いの美しい器を見立て使いされるなど、国際色豊かなお席でした。席中財団理事大谷宗裕氏や櫻井宗幸氏の姿も見え、親しく会話を楽しまれていました。各国の民族衣装をまとったお客様も多く、席中、自身がお茶を頂く姿をカメラにおさめる場面も見られました。眩しいほどの光と美しい薔薇に、来客の方々の和やかな笑顔で華やいだ一日でした。


 

 淡交会関東第三地区・茶道文化講演会

場 所:鎌倉芸術館
日 時:
5月6日(火・祝)

 爽やかに晴れ渡った5月6日(火)、鎌倉芸術館にて関東第三地区主催茶道文化講
演会が開催されました。講師の円覚寺管長・足立大進老師と亀屋末富社長・山口富蔵
先生のお話に、ほぼ満席の客席からは時に笑い声、時に大きく頷く気配が伝わり、大
変楽しく、充実した講演会でした。
 第1部の足立老師は、「心のおきどころ」という演題でした。大きな拍手で迎えら
れた老師は、「いきなり小言を申し上げますが、お坊さんの話をお聞きになる時に、
拍手で迎えられるのは、失礼なことです。合掌して、頭を下げるのが礼に適った作法
です。」と、話を始められました。難しい演題ではありましたが、こうした導入で、
私達は自然に老師の話術に引き付けられていました。
 人生は、一度きりの物。その大切な命は、大勢の人の御縁と御蔭を頂いて生かされ
ている。生まれてから今まで、如何に多くの物を頂き、消費してきたことか?私達の
生活を支えている全ての物にありがたいと手を合わせるところに心のおきどころがあ
る。そうした老師のお話は、舞台にも掲げられていましたが、スローガンとして提唱
されている「1碗で感謝・合掌・仕え合い」のお心と相通じる真理を感じました。
 第2部の山口社長は関西訛りの語り口で、「砂糖」について歴史的観点から話を始
められました。
 日本には、四季がある。その季節の表現が日本人の心そのものである。季節が移ろ
うところ、つまりそこには、次の季節に対する期待感、夢を託す気持ち、または季節
の先取り、盛りを楽しむ、または名残を惜しむと言う感情が生じる。そうした気持ち
を「銘」として表す。日本には、「歳時記」と言う本がある。季節が言葉と密接に結
びついている文化である。
 茶会の会記中お菓子の銘は、亭主が自由に決められるものでもあり、亭主の心が伝
えられる物。それは、会記と言うものの中で、一つの要にもなりうる存在である。私
達は、そうした「亭主(お菓子の使い手)」のもてなしの心を「受け手(客)」に伝
えるお手伝いをするのが仕事だと思っています。如何に出来る限り、お店にいて、お
客様の声を直接伺い、それに応えていかれるかが大切だと思っています。 また、干
菓子も当日の茶会の雰囲気を左右する大切な存在です。どうぞ、懐紙の上に1枚の絵
を描く気持ちで選んでください。
 話の最後に、たくさんのお菓子のスライド写真を披露してくださいました。新年恒
例の「花びら餅」からはじまり、12月クリスマス・ツリーのきんとんまで思わず「
おいしそう・・」と、溜息が出てしまいました。淡々斎好みのわらびもち(中の餡が
緑色)や、一燈斎好みの氷室、円能斎好みの唐錦。花見団子の青竹の串は、手で削っ
て、一本一本作るそうです。本当にお菓子の銘も、美しい言葉だなあ〜と、嬉しくな
ってしまいました。
 いずれのお話も興味深く、時の経つのも忘れ聞き入っていました。是非、次の機会
には、ふるって皆様もご参会ください。


 

 支部春季茶会

場 所:三渓園
日 時:
4月27日(日)

 4月27日(日)、恒例の横浜支部春季茶会が三渓園で開催されました。明け方の
雨で鮮やかとなった新緑の中、支部顧問・菅 義偉夫人や相模支部を初めとするする
来賓方と会員各位合わせ約400名のご参加を頂きました。
 第1席は支部監事の関宗貴氏が担当。淡々斎筆「花清香有月陰有」と源氏棚に扇面
水指と波車蒔絵の棗と、源氏千年紀に因んだ道具組み。源氏の君や女房達のざわめき
が聞こえる様でした。
 第2席は、鳥山宗恵氏担当。床に、淡々斎筆「柳緑帯春煙」、大宗匠作茶杓「花の
宴」と赤楽茶碗「八重霞」と春の名残の趣向で御持て成し。過ぎ行く季節の余韻を楽
しみました。
 第3席は前副幹事長の波田宗牧氏が、造詣深い「能」を軸に初風炉で御持て成しさ
れました。大宗匠筆「壺中有佳山水」は、あの世とこの世が入り混じった能の世界を、箆被釜と菱馬水指等で端午の節句を表現されました。
 第4席は学茶席。フェリス女子大、高木女子、平沼高、希望ケ丘高の4校が参加、
詳しくは学茶席のページで。女子学生に交じって2人の男子学生が初々しく活躍して
いたのが強く記憶に残った席でした。
 今回フランスからの珍客がありました。あの「ミシュラン」の記者が日本のガイド
ブック作成の為に三渓園取材に来園し春季茶会に遭遇!で茶席見学とあいなりました。茶会の様子や裏千家の茶がどう紹介されるかが楽しみです。
 尚、当日の三渓園は満開のつつじを見ようと多くの来園者で賑わっておりました。
支部呈茶席の横笛庵も盛況で、初めて抹茶を飲んだ男の子の様子が笑いをさそってお
りました。


 

 平成20年度定時総会

場 所:横浜市南公会堂
日 時:
2月14日(木)

 平成20年2月14日(木)、横浜市南公会堂に於いて、淡交会横浜支部定時総会
が執り行われました。平成19年度事業報告並びに収支決算報告、平成20年度事業
計画案並びに収支予算案についての議案審議がなされ議決承認されました。
 副支部長・伊達實雄氏より、横浜支部会員の皆様に、単に茶道の点前作法だけにと
らわれず、「道・学・実」バランスを取っての修行を志して頂きたい。今年も、横浜支部、関東第三地区それぞれ主催の講演会等に積極的にご参加くださるようにとご挨拶がございました。


 

 事務手続き

場 所:平和祈念館
日 時:
2月2日(土)

 2月2日(土)、かながわ平和祈念館において、平成20年度の事務手続きが行わ
れました。天候に恵まれ、多くの会員方が来場されました。社会奉仕・修練両委員会
幹事による呈茶がございました。
 尚、来年の事務手続きは平成21年1月31日(土)(於:平和祈念館)の予定で
す。


 初茶会

場 所:三渓園・鶴翔閣
日 時:
1月27日(日)

 戊子年1月27日(日)、今日庵業躰の桜庭宗宏先生をお迎えして恒例の横浜支部
初茶会が三渓園鶴翔閣にて執り行われました。相模支部をはじめ多くのご来賓方、ま
た宇都宮からのご来客と約240余名の会員のご参会を頂きました。
 濃茶席では、床に大宗匠筆「壺中有佳山水」、淡々斎手作竹花入「初音」に鶯神楽
・曙椿、お家元作茶杓「長熨斗」と初釜ならではの道具立てに桜庭先生の楽しいお話
で新春を満喫されたようです。
 薄茶席は、副幹事長・全田宗正先生が担当されました。床には江戸後期公卿・歌人
・従一位日野資枝の懐紙「春を詠める歌」とたっぷりとした信楽の花入に、珍しいつ
くばねと大神楽椿。圓能斎茶杓「紅梅」、玉椿七宝棚や宝尽高蒔絵炉縁と雅の世界で
の持て成しでした。
 三渓園の池には、沢山の水鳥の姿が見える穏やかな日和の中で、ご参会の方々は各
席でお茶を楽しまれました。


 

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