チャリティー茶会・バザー

場 所:上大岡平和祈念館
日 時:12月19日(日)

 平成22年最後の支部行事「チャリティー茶会・バザー」が12月19日上大岡平和祈念館で開催され、冬らしい穏やかな日和の中280名の方の参加がありました。
 茶会の第1席は、座礼棚にて支部男性会員が袴姿で点前を担当。床には、大西良慶老師筆『似善為寳』の一行が掛けられ、掛花入れに「西王母・柊」と聖書香合の取合せ。水指はクリスマスリース、雪花棗、蓋置きは覘きサンタ。時季にピッタリの楽しい席でした。
 第2席は、支部役員が立礼席を担当。短冊『無事』に一年間の感謝の心を込め、淡々斎好み御園棚に柿右衛門の大振りの水指がとても良く映っていました。鵬雲斎大宗匠作の銘「和のつどい」茶杓など淡交会茶道具にての取合せに「良いお道具がありますね?」などと、お客様との会話も弾んでいました。
 チャリティーバザー会場には、協賛店による茶道具、呉服、バックや先輩会員の方々や役員持出の茶道具、抹茶の販売もあり一日賑わっておりました。
 なお、茶会・バザーの収益金77万7615円は、神奈川新聞社を通じて歳末助け合い募金に寄付させて頂きました。




 

 秋季茶会

場 所:三渓園
日 時:10月24日(日)

 10月24日(日)秋の気配が一段と色濃くなってきた三渓園で恒例の淡交会横浜支部秋季茶会が催され、来賓の方を始め多くの会員の方々に参会をいただきました。
 白雲邸濃茶席は座間宗義先生が担当されました。床には又?斎・円能斎・淡々斎合筆「福呂久寿」の一行、古銅口六角花入に八重秋明菊の清楚な取合せ、銘「薄紅葉」の茶杓、銘「苔香」仁清写し呉器茶碗。付書院には呂栄茶壷が飾られ、菓子は「亥の子餅」を炉開きの趣向でもてなしをされていました。
 席中では席主のお取合せの話にもおもてなしの思いがこもり、また席主の心入れのお抹茶銘「玉壷の昔」服加減好く、連客からは美味しいとの声が聞こえていました。
 鶴翔閣第二席は、昨年傘寿を迎えた帆刈宗静先生が担当されました。寄付には淡々斎筆「束柴似錦」三宝には玄猪飾り。本席の床には鵬雲斎大宗匠筆「寿山 樹色籠佳氣」の一行、古銅龍耳花入れに白玉椿が入り、炉開きの趣向の席では席主のお話に会話も弾み、なごやかなお席で一服を頂いておりました。
 鶴翔閣第三席は、南谷宗江先生が担当されました。床には鵬雲斎大宗匠筆「南山送寿盃」の一行、花入れは円能斎作「すゝ竹」花入に明菊・錦木が入り錦秋の趣き。円能斎作銘「豊作」の茶杓、円能斎直書の乱菊絵棗、干菓子は「俵煎餅・松葉」を、稔りの秋の趣向の席では、席主のおもてなしのお話に、心豊かに一服を頂いておられました。
 月華殿の薄茶席は、ぴあ青年部が担当しました。玄々斎好みの点茶盤にて先師の「おもてなしの心」を表わす国際都市横浜の青年部席、清々しい部員の姿が印象的な席でした。
 又横笛庵では、社会奉仕委員会が恒例の呈茶席を担当しました。呈茶席には園内散策の外国の方など初めてお抹茶を飲まれる人も多く、席中ではお茶の飲み方などアドバイスを求められる方もおり、役員の説明にも熱が入っていました。行楽の方々にひと時の一服を楽しんで頂きました。




 

 第43回関東地区大会

場 所:群馬県民会館
日 時:9月17日18日(日・月)

 初秋の9月17日18日に群馬県支部主管の第43回関東地区大会が、前橋市に坐忘斎お家元ご夫婦をお迎えし開催され、地区内外から1900名を超える同門会員が参集しました。
 17日には群馬県民会館に於いて会議・つどい行われ、午後から大会式典が行われ、第一部お茶湯の儀では、坐忘斎お家元が利休大居士、歴代宗匠、淡交会物故会員に対し一?を捧げられました。
 第二部式典では、今大会会長の関東第二地区長森田均が歓迎の言葉を、また本大会のサブタイトル「心の絆を確かめあおう」に触れ、人と人との繋がりが希薄になりつつある現在「茶道を通じて心の絆を繋ぎ合う事が出来るなら何よりです」と大会開催の挨拶がありました。続いて来賓、宗家ご一行の紹介、大会役員、地区内外の参加支部紹介、大会決議発表、寄付金贈呈。お家元の挨拶、来賓祝辞と続き、最後に次期大会主管支部を代表し横浜支部副支部長岡田伸浩氏が、来年5月21日22日に横浜市みなとみらいを会場に第44回関東地区大会を開催しますと歓待の挨拶をされました。
 第三部表彰式ではお家元夫人が挨拶。続いてお家元より功労者に表彰が行われました。横浜支部からは熊倉宗雪、木村宗文、山本宗妙様が特別表彰を、鈴木宗幹様が学校茶道永年勤続表彰を、岡部宗喜様が青年部育成功労者表彰を、青木宗峰様他51名の方が継続会員表彰を受賞されました。
 第四部特別ご講演。お家元は講演の中で、茶の湯での亭主の心くばりに触れ、玄々斎宗匠が始められた立礼を例に、これは博覧会に来られた外国の人にテーブルでお茶を点て、正座でなく椅子席で飲んでもらい、日本文化に触れ、体験してもらう気配りがあった。「時代時代で見方が変わってくる。古い物を並べつつ、その時代に合った大切な物を付け加えていく事が大切です」と、お話されました。
夕方からは前橋商工会議所会館にお家元始め来賓の方々をお迎えし懇親会が催されました。
 18日の記念茶会は、濃茶席(支部長担当)が前橋公園内 臨江閣本館に設けられ、席主から、この建物は明治時代に県の迎賓館として利根川の辺に建築され、明治天皇行幸の際に行在所に使われた由緒ある建物です。濃茶席は当初からこの場所でと決めており、そのためお茶席が二箇所に別れご不便をおかけしますと挨拶がありました。赤城など上毛の山々を借景にしたお席の床には、玄々斎筆「那箇是知音」の一行、点前座には銘「雲閑」の茶入れ、坐忘斎お家元作お茶杓「千峯」銘の取合せ。歴史ある建物、遠くに山々を望む席で至福の一服を頂きました。
薄茶席、立礼席は前橋商工会議所会館。薄茶席(支部担当)の床には、坐忘斎家元筆「飛泉?碧峯」の一行、待合には去来筆「名月や海もおもわず山もみず」の軸、仲秋のひと時に思いをはせる席でした。立礼席(学校茶道連絡協議会担当)は、鉢巻姿のダルマが正客席にてお出迎え、県の故事・特産などを詠み込んだ「上毛かるた」を趣向に、初々しい生徒さん方のおもてなしにて一服を頂きました。




 

 青年部育成行事「転写シールを使った茶碗作り講座」

場 所:かながわ県民サポートセンター
日 時:8月29日(日)

 残暑厳しい8月29日、「転写シールを使ったお茶碗作り講座」を行いました。
横浜支部副支部長の伊達宗籟先生に育成行事の意義についてお話をいただいた後、相模原市にあります「陶磁器・ガラスアートショップ〜アンジュ〜」より講師をお迎えし、茶碗作りが始まりました。形成されたお茶碗に各自が好きなシールを選びレイアウトして貼っていくのですが、同じシールでも配置によって雰囲気の違うお茶碗に仕上がっていきます。その過程が楽しく二碗目に挑戦された方もいらっしゃいました。その後、部屋を移動して、現役青年部員による手作りのお菓子で呈茶のおもてなしをいたしました。各青年部の紹介ブースでは、ポスターや展示された手作り作品に興味をもたれた方が沢山いらっしゃいました。今回の行事を機に、青年部活動を共にする仲間が増えることを願っています。

・・・当日参加された方の感想を紹介させていただきます・・・
オリジナルのお茶碗が作れるということで、張り切って参加させて頂きました。お茶碗が2種類、転写シールは何種類もあり、まずはデザインを考えるのに夢中になってしまいました。とても迷いましたが、薔薇のシールを使って洋風のお茶碗を作ってみることにしました。自分でお茶を点てるところを想像しながらデザインを考え、お茶碗の内側や底にもシールを貼ったり、同じテーブルになった皆さんと難しいところを協力し合ったり、楽しみながら「こだわりのお茶碗」が完成しました。
イメージ通りのお茶碗を形にでき、大満足です。お茶碗の底にサインを書き入れる頃には、もう職人気分です。お茶碗作成後は、参加者同士で感想を話し合ったり、青年部の紹介パネルを拝見したりしながら、おいしいお菓子とお抹茶でおもてなしを頂きました。焼きあがったお茶碗が到着したら、ぜひ先生や部員にも見てもらいたいと思います。青年部の皆さま、楽しいひと時をありがとうございました。
                      (横浜市立大学茶道部 竹鼻里香)



 

 淡交会関東第三地区「茶道文化講演会」

場 所:鎌倉芸術館
日 時:8月15日(日)

 8月15日(日)淡交会関東第三地区主催の「茶道文化講演会」が鎌倉芸術館に於いて開催され多くの会員が参加しました。
 第一部は裏千家事務総長 関根 秀治さんが講演。講演に先立ち、終戦の日に関連し沖縄での平和祈念献茶式及び慰霊祭に触れ、大宗匠や地元の人々の慰霊と世界平和への思いと心に触れられた事についてお話がありました。
「茶の湯と易」の講演では、茶の湯とは禅の言葉「奠茶奠湯」の教えから来ている。しかし、茶の湯は禅と深い関係があるがそれだけでは理解できないものが多い、仙叟は利休流の茶の本位はとの問いに儒教の五常(仁・義・礼・智・信)であると述べており、其の形成には儒教、道教、神道などの多くの思想が影響を与えている。
茶の湯とは「南方録」の覚書や利休道歌の「茶の湯とは、ただ湯をわかし茶をたてて、のむばかりなる事と知るべし」とあるように、亭主の大切な役割は湯の創造と点茶である。茶の湯は点茶の文化であり、おもてなしの文化である。
茶の湯を易の思想からみると、湯の創造は「水即ち陰」「火即ち陽」の交合により、その卦は「水火既済」である。また、井伊直弼の「茶湯一会集」から「釜一つとして打語らん」の言葉を引用され、お茶事で客を送り出した後の亭主の自服は、火相と湯相が衰える事なく、一服のよきお茶が点てられたか、亭主の役割が出来たか反省の心が表されていると考えられる。
茶の湯にとって大切な風炉釜の構造にも易の思想がかかわっている。
また茶道の稽古に触れ、茶道の稽古を重ねる事により、茶の形は美しい心を生む、また美しい茶の心は形を生む。このサイクルを繰り返しながら螺旋状に昇り、高い境地に達し心が熟した形が芸となる。これを「東洋の芸」と言うとお話がありました。
第一部と二部の間には、中国出身のオペラ歌手の崔 宗宝(サイ ソウホウ)さんが鎮魂のアベマリアなど三曲の歌を披露されました。
 第二部は女優 益戸 育江さんが「地球を癒そう」について講演。
「多くの人に笑顔になってもらいたい」と女優になり、テレビのドキュメンタリー番組「イルカに人が癒せるか」レポーターでイルカセラピーを体験、その後、誰かに勇気を与えることを考えハワイ島に移住、フリーダイビングで活躍していたが、イルカセラピーでは「人間にとっては癒されるが、動物にとっては」 と自問する中で、オーストラリアのサーファーカルチャーで公共の電気等のライフラインによらず自給するコミュニティの生活を知った。現在は千葉白浜に住み自給自足の生活“今食べられる物で食事する生活”農的暮らしにチャレンジしている。
「自分に優しい、地球に優しい、そして地球に住む私達には、地球に住むルールがあるのでは」とお話しを結ばれました。




 

 夏休みのワークショップ『抹茶あそび〜自分で抹茶を点てよう』

場 所:三渓園鶴翔閣
日 時:8月12日(木)

 三渓園園内鶴翔閣・白雲邸建物の夏の公開(期間8月12日から16日の5日間)関連の「夏休みのワークショップ」が三渓園主催で開催されました。
 初日の12日は“茶の点て方を知り、茶道具に触れる”を目的に『抹茶あそび〜自分で抹茶を点てよう』が鶴翔閣茶の間棟にて催されました。お盆休みや台風の影響などで参加者が心配されましたが86名の方々が参加され茶道体験をしました。抹茶の点て方や飲み方などの体験指導は淡交会横浜支部が協力、役員が指導のお手伝いをしました。
 茶道体験には建物の見学者や園内散策の方々が訪れ、初めて抹茶を点てる方、若い頃に稽古をされていた方や故郷では毎日飲んでいましたと言う方などが自ら柄杓で抹茶の入った茶碗に湯を注ぎ、隣の人の抹茶の泡の点具合を気にしながら熱心に茶筅を振っておりました。園内の三重の塔をモチーフにしたお菓子「落雁」を続いて頂き、茶碗を手にお抹茶を一服、“凄く美味しい、少し苦い”などの感想が聞こえました。
 参加者の中には抹茶の点て方や飲み方、客の作法など楽しい体験が出来ましたとの声が多くありました。また、配布資料の「初心者のための茶道教室」に関心を持たれ役員に尋ねる人もおり、茶道に対する関心の多さに役員の指導にも自然と熱が帯びていました。
 1日だけのお手伝いでしたが、お茶を通じ多くの方と接し、話が弾み楽しいひと時でした。




 

 上海万博会場と三渓園望塔亭とを映像中継

場 所:三渓園望塔亭
日 時:7月1日(木)から15日(木)

 上海万博会場日本産業館内の未来郵便局と三渓園望塔亭を結び双方向ライブ映像中継が行われました。
 三渓園望塔亭では、裏千家横浜支部が呈茶席を担当し7月1日から15日迄で受持ちの先生と社中の方々にお点前をして頂き、半東がレポーターの謝さんにお茶を差し上げる映像やレポーターがお菓子とお茶の頂き方、お道具の説明をして、三渓園の園内と横浜市内行事をパネルを使っての説明が上海万博会場に映し出されました。
中継は1日に3回各15分間行われ、万博会場では大勢の方々が集まり映像を観て手を振っていました。
 毎日、先生方が季節のお取り合わせのお道具をお持ち出しになりまして緊張を持って臨んで頂きました。 
 日中友好の架け橋のお手伝いが出来ました事を感謝申し上げます。
                         三渓園呈茶係  門間 宗映




 

 春季茶会

場 所:三渓園
日 時:4月25日(日)

 新緑が清々しい4月25日、三渓園に多くの喫客をお迎えし、恒例の春季茶会が開催されました。
 白雲邸第一席濃茶席は関宗貴先生がお席持ち、床には宙宝松月筆「万壑松風一啜供」の一行、古銅花入れには「牡丹」を、点前座には銘「渦潮」大海茶入れに銘「和気」の茶杓、銘「松風」茶碗の道具組みでおもてなし。大海茶入れは、お客様からワーと歓声が出るほど堂々とした姿、席中では関先生から春季茶会では、初めての濃茶席を「和敬」の精神でおもてなしさせて頂きますとのお話に美味しい菓子とお濃茶、とても気持ちのこもった席でした。
 鶴翔閣第二席薄茶席は清田宗好先生がお席持ち、床には淡々斎筆「江上数峰青」の一行、朝鮮唐津花入れに「紅かしわ・くまがい草」春の揚子江の景色が浮かんでくる清々しい和やかな雰囲気に、先生とお客さまとのお話が途切れることなく楽しい席でした
 鶴翔閣第三席薄茶席は弓削田宗綾先生がお席持ち、床には鵬雲斎大宗匠筆「安分以養福」の一一幅、美濃伊賀花入れに「赤芽柏・山椿・山吹」を太閤お好み平丸釜は蓋摘みが太閤様、坐忘斎家元好み千登世棗、銘「謝茶」の茶杓の道具組み。米寿をお迎えの先生。祝いとして行わせていただきますと力強いご挨拶、人生の大先輩の道筋を思わせていただく席でした。
 月華殿第四席は学校茶道連絡協議会が席持ち。坐忘斎家元好みの「座礼棚」にておもてなし、5校の中高学校生が点前・半東・運びを担当。半東を務める学生の「日本文化を継承していきます」との言葉と自校の紹介もあり、初々しい席でした。
 また、淡交会役員による恒例の呈茶席が横笛庵に設けられ園内散策のお客さんが多数お寄りくださり、お子様連れの方も多く「お家でお母さんに点ててもらうよ」とのお子様もおられました。




 

 第17回三渓園大茶会(五流茶会)

場 所:三渓園
日 時:4月16日(金)・17日(土)

 4月16日(金)・17日(土)、恒例の三溪園大茶会が開催され、裏千家淡交会横浜支部は月華殿席にて懸釜。訪れた多くの喫客をお持て成しいたしました。
 席は床に玄々斎筆「春色満乾坤」の一行、可憐な延齢草を伊勢神宮神酒竹花筒に、長板総装の点前座には鵬雲斎大宗匠好み「吹雪」の薄器、坐忘斎家元作銘「花宴」の茶杓、鵬雲斎大宗匠手作り銘「無尽蔵」の茶碗、銘「はなごろも」のお菓子、席中は春爛漫の趣向にお客様との会話もはずむ楽しい席となりました。初日は生憎の天気、二日目は雨も上がり新緑が眩しい一日となり、二日間で800名を超える方々にご来席いただきました。




 

 平成22年度定時総会開催

場 所:南公会堂
日 時:2月17日(水)

 2月17日淡交会横浜支部定時総会が南公会堂にて開催されました。
議案審議に先立ち伊達實雄副支部長が挨拶、会員の皆様には昨年同様に家元指導方針に基づき「日本文化の普及」に努めていただきたい。支部としては、外国の方が三渓園にみえた時などに呈茶をするなどおもてなしをしていますが、
近年、お茶を習っている人にあるまじき行動を耳にすることが時折あります。
”お茶を習っているのにと言われぬよう、お茶を習っているから良識があると、言われるようになって頂きたい”と話しを結ばれました。
続いて、平成21年度事業報告及び収支決算報告並びに平成22年度事業計画案及び収支予算案について審議がなされ、議案のとおり承認されました。
最後に鈴木幹事長より、会員数の減少による支部交付金の減額にともない『平成23年度より淡交会年会費の振込手数料は会員負担に変更したい』旨の提案があり承認可決されました。




 

 平成22年度事務手続き

場 所:かながわ平和祈念館
日 時:1月31日(日)

 天候に恵まれた1月31日(日)平成22年度事務手続きが、かながわ平和祈念館にて行われ、多くの会員の方々が事務手続きに来場されました。
 また、会場では事業委員会による抹茶の販売や社会奉仕及び修練委員会による呈茶が行われました。




 

 平成22年度初茶会

場 所:三渓園鶴翔閣
日 時:1月24日(日)

 淡交会横浜支部の初点式が1月24日(日)三渓園鶴翔閣にて開催されました。
濃茶席は桜庭宗宏先生をお迎えし午前と午後各二回お点前をしていただきました。床は鵬雲斎大宗匠筆の蓬莱生五彩雲の字句に徳力吉郎の蓬莱山と鶴の画の一幅銘「初音」竹一重花入に鶯神楽・玉の浦椿、香合は鵬雲斎大宗匠手作り亀香合。少庵好み玄々斎箱浄寿造り巴釜、黒木柴垣置上蒔絵炉縁、銘「松花」伊賀焼茶入の取合せ。恒例の淡々斎・嘉代子ご夫婦お手造りの嶋台にて頂く心のこもったお濃茶の美味しさに、来賓の方々をはじめ参席のお客様は至福のひと時を過されました。
 また、初茶会ならではの桜庭宗宏先生による和歌のお詠みあげや、野々宮神社に触れ「野々宮神社は平安時代に天皇の代理で伊勢神宮の斎王に選ばれた皇女が伊勢へ赴かれる間、心身を清められた潔斎所で嵯峨野の清らかな場所にあり、日本最古の鳥居形式の黒木鳥居と小柴垣に囲まれた聖地で、その様子は源氏物語「賢木の巻」に美しく描写されている」、お釜の巴紋は水を表し清めるとの意などお話しがありました。
 百人一首の札を用いた恒例の福引では、カルタ取りのように大きな声でハイと答えるお客様もいらっしゃり大変盛り上がりました。
 薄茶席は若月宗通副幹事長が仙境をテーマに担当しました。待合には立体の月が置かれ、床は鵬雲斎大宗匠筆「歩歩是道場」の一行、茶杓は有馬ョ底作銘「古故路」、茶碗は月に立って地球を眺める画が描かれて、濃茶席とは別世界の夢が膨らむ若月先生のおおらかな人柄があふれた楽しい席でした。 




 外国の企業研修生に茶道紹介

場 所:三渓園白雲邸
日 時:1月19日(火)

 1月19日(火)三渓園白雲邸にて、企業人材育成研修を受ける台湾の若い研修生男女22名に茶道を紹介しました。
 2月中旬まで横浜市内の各企業での研修に先立ち、茶道・華道・着付けを一日体験するとのこと、研修生は日本語の他、英語、フランス語、スペイン語にも堪能で”台湾は国土が狭い、私達は広く世界を学びます”と燃えていました。
 始めに鈴木幹事長が茶道文化を紹介、そして立礼席に、お点前が始まると席中がさあーっと厳粛な空気に包まれました。関宗貴先生が喫茶マナーを続いて説明、お茶をより美味しく味わえるように、まずお菓子を頂きましたが、花びら餅の牛蒡が固めで黒文字でよく小分けに出来ない、どうぞそのままと勧めるも、なんとか上品にと戸惑い、お茶を一寸啜って、またお菓子をと、始めての茶会体験での微笑ましい光景もみられました。その後は形に囚われずに主客交代し、茶筅を振り「一?からピースフルネス」とニコニコの茶会体験でした。




 

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