関東第三地区講演会 鵬雲斎千玄室大宗匠卒寿のお祝い

場 所: 横浜聖光学院講堂ラムネホール
日 時: 11月17日(日)

 11月17日(日)関東第三地区の講演会が横浜山手の聖光学院講堂ラムネホールで開催されました。
この日はお祝いに相応しく風も無くうららかなお日和となりました。
大宗匠が校門に到着されると川崎支部「和の学校」の子供たちがお出迎えを致しました。記念写真、それから呈茶席へ向かい学校茶道の大学生のお点前で一服を楽しまれました、到着されてからの勢力的な大宗匠のお元気なお姿に各支部長方は感心頻りでございました。
 講演が始まるアナンスが流れ、ラムネホールに1500名のお客様で一杯になりました。初めに利休道歌の唱和、利休居士、歴代宗匠、淡交会物故者会員の御霊に黙祷の後、来賓の方々の紹介、続いて上野孝地区長のご挨拶で父、上野豊横浜名誉支部長は98歳になられたというお話でした。次に岡田支部長は横浜支部長としてご挨拶をと前置きをなさり、聖光学院は名門校でこの会場は青年会議所の友情でお借りする事が出来たこと、90歳を感じさせないお元気な大宗匠のご経験をお話いただけると思います、益々のご健勝をお祈りいたしますと述べられました。
 千玄室大宗匠のお話は最初に工藤校長にお礼を述べられた後、聖光学院はキリスト教の学校で私も同志社プロテスタントに5年間通いバイブルを学んで来ました。その間チャペルの鐘が心を清めてくれました、それから戦争に行き帰郷した時、兜門の前で「有り難うございました」と正座をし復員の挨拶を致しました。感謝
 吉川英治先生が「利休」を書きたいがお茶の事が分からないから書かないと云われた、岡倉天心の「The Book of Tea」 もお茶を知らないから正しくない。
 今度、直木賞を授賞した山本兼一氏は利休は書けないが周囲を書きました『利休にたずねよ』が映画化しました。茶室の一角が撮影され、本物の長次郎の茶碗を出してもらいました。400年から500年前の茶碗を使う事は大変なことです、利休の役に市川海老蔵、武野紹?に市川団十郎で12月に公開されます。
 利休の軸「提ぐる我得具足の一太刀今此時ぞ天に抛 人生七十 力囲希咄 吾這宝剣 祖佛共殺」利休切腹のお話は「松籟」89号に掲載いたします。
 ☆講演が終わりますと壇上に各支部の功労者方が花束を持って(横浜支部は蒔苗宗芳)大宗匠に差し上げました。拍手喝采
                             広報委員長 門間宗映
                             写    真 藤田宗憲




 

 第44回・第45回関東地区大会

場 所: 茨城県立県民文化センター
日 時: 10月26日(土)式典 27日(日)茶会

 茨城県立県民文化センターにおいて式典が行われ、平成23年、東日本大震災により見合わせた横浜での大会と併催とした第四十四・四十五回関東地区大会が茨城支部主管で行われました。
 家元がお茶湯の儀を厳修され利休居士に一碗を奉じられました。関東第二森田均地区長、関東第三上野孝地区長の挨拶に続き大会決議が発表され、茨城県と水戸市
に文化事業基金として金一封が贈呈されました。
式典最後は、家元による特別講演。『文化力(マナー、気配り)を養う』について、「ルール(規則)で人を縛るのではなく、心の配慮が必要である」とし、淡々斎の好まれた『白珪尚可磨』を例に挙げて、「自然に周囲への気配りができるよう常に自分を磨いて行きましょう。」と結ばれました。
 2日目、27日は台風一過晴天の下、水戸プラザホテルにて茶会を開催。徳川斎昭公の富士山画賛に迎えられ、手造りの茶碗を拝見して濃茶席へ。岡倉天心ゆかりの六角堂の設えに青年部員手作りのお茶碗で一服。学茶席は西山荘の雰囲気を感じさせる竹に短冊と花入れを組み込んだ飾り付け で生徒さんのお点前。歴史を取り入れたおもてなしいっぱいの素晴らしいお茶会でした。




 

 秋季茶会

場 所: 三渓園
日 時: 10月20日(日)

 三渓園に於いて横浜支部秋季茶会が催されました、 台風の影響で朝からの雨にも拘らず来賓、会員330余名の方々に参加していただきました。
 白雲邸の濃茶席は、峯岸宗緑先生が担当いたしました。待合床に佐川田昌俊筆「薄生てあれたる宿の庭の面に 月も忘れすあるしをはとふ」を掛けられ、本席には天祐紹杲筆一行「雲無心出岫」玄芳宗般識のお軸で花入は竹一重 銘「寿老人」久須美疎安共箱 久須美疎安と元伯宗旦は茶の友であった事からお花は宗旦槿、桔梗の照葉を生け竹一重花入れに残花の槿が凛としていました、香合は堆朱、筒釜桐地紋 與斎造、唐金玉縁風炉 菊花紋 大西清右ヱ門極 弥五郎造、水指 桃山時代の古信楽、水指の底に2本の土が下駄を履かせたような窪みに付いています、山を挟んで伊賀と信楽と言う意味だそうです。茶入 瀬戸落穂手肩衝 銘「福之神」 坐忘斎家元箱、仕覆 白地箔入雲雷繋、茶杓 一燈作 銘「山錦」、茶碗 青井戸、替茶碗 黒 銘「小女」不見斎箱 一入造、桃山時代、鎌倉時代、に思いを馳せたお席でした。
 鶴翔閣の薄茶席は本田宗節先生の担当で待合床に淡々斎宗匠の守り神とされた鎌倉期の大黒像が置かれ、お軸は清香院筆色紙 思い草「さいはてのちにはつるとも わがつまの こえはいおりの松風にきく」。本席の掛け物は淡々斎筆「雲去々来々」花入耳付広口籠 初代瓢阿造に蔓梅擬、竜胆、満点星の照葉、唐松草、山芍薬の実、たっぷりとした籠に秋が一杯でした、淡々斎好みのお道具組みでした。
 学校茶道席は御園棚の立礼席でした、床は円覚滋雲老師筆 「吾心以秋月」花入鉈籠、花は秋明菊の紅白、野紺菊、ほととぎす、萩、木瓜の実、5種7色の花でした。水指の紅葉絵菱形が御園棚に良く映えて美しかったです。高校生がお点前、半東、お運びに出られて、水屋の指導を含めて学校茶道の先生方のご苦労を垣間みた思いです。
                            広報委員長 門間宗映
                            写   真 藤田宗憲




 

 伊勢神宮献茶式・多賀大社 研修旅行

場 所: 伊勢神宮
日 時: 平成25年10月7日(月)〜10月9日(水)

 平成25年10月7日(月)から2泊3日の横浜支部の研修旅行、伊勢の旅に参加させていただきました。台風23号の影響を心配しながらの出発でしたが、1日目は傘を使用することもなく、式年遷宮がなされたばかりの木の香も新しい外宮の神殿を参拝し神楽殿での神楽奉納とお祓い、遷宮資料館では社殿が造営されるまでの模型や工程などを見学しました。その後、金剛證寺の参詣、ミキモトパールでの海女さんの実演と盛り沢山の1日でした。
 2日目の献茶式は内宮の神楽殿で行われ、お家元、大宗匠、家元奥様、お子様2人、伊住ご兄弟と宗家一同がお揃いになってのご奉仕で献炭、献茶と行われましたが、神楽殿の中は400人近い淡交会員が参列し、立錐の余地もなく、はるか遠くからの拝見でお家元のお手前がよく拝見できなかったのが残念でした。その上バケツの底を抜いたような大雨の中、今日庵席、拝服殿薄茶席、点心席、とあちこち走り廻り、上から下までびしょ濡れで宿に帰ってまいりました。本当に大変でした。
 最後の3日目は近江八幡市の古い街並み散策し美味しい近江牛の昼食に舌鼓みを打ちながら伊勢の天照大神のご両親が祭神である、多賀大社に参拝し、神官より多賀大社と太閤秀吉のエピソードをお聞きして、突然降り出した大雨の中、米原より新幹線に乗ることが出来ました。盛り沢山なスケジュールと雨に降り回された旅行でしたが帰りの車中からは「楽しかったね、また来年も参加しよう。」との声が聞かれるほど有意義で楽しい旅でした。
                                  飯田宗舟




 

 横浜支部特別講演会

講 師:大徳寺黄梅院 小林太玄和尚
場 所: 磯子公会堂
日 時: 9月1日(日) 午後1時30分開講

 暦も9月になりましたがまだまだ日中は暑さ厳しい日がつづいております。そのような中、講演会には520余名が参集し小林太玄和尚の講話を拝聴致しました。 講演開始前、午前11頃から会員の方々が呈茶席に入られ一服を楽しみました、干菓子は遠山落雁、コハク栗、お席には垂発を掛け小林太玄和尚筆「温故知新」の色紙、お花は秋海棠、風船かずら、を瓢籠に生けました、青年部、学校茶道の大学生も呈茶のお手伝いを致しました。
 講演の前に利休道歌の昌和、利休大居士、歴代宗匠、淡交会物故者会員の御霊に黙祷の後、岡田支部長のご挨拶が次の通りに有りました「今日は千 利休、縁の大徳寺塔頭黄梅院の小林太玄和尚をお迎えしております、これより500年前に心を馳せて心ゆたかにお話をお楽しみ下さい。この講演会に際しまして裏千家の会員のみならず一般の方々からも参加希望の問い合わせがありました、日頃、裏千家に力強いご支援を頂いております、小林太玄和尚宜しくお願い致します」
 小林太玄和尚のご講話の要旨は次の通りでした。
 「皆さんは何を目標に生きているのでしょうか、私たちは幸せになりたい、世界が平和で合って欲しいと願っています。貴重な時間を大切に何時も真剣に生き、第一に自分をコントロールし整え、自らを整え、話す時は相手の目を見て身を整え、呼吸を整える、心を整える、調身、調息、調心(座禅の時の言葉)すなわち息を吐き出す時に(ひとおーつ、ふたあーつ、みいーつ)と数えて息を整える10回言ったら「ぶれない」精一杯生き、ぶれない心を養う事、「本来無一物」と言うがその無にはなれない、人間は業が深い、心がちぢ乱れる、茶道の世界で自分を磨いて行く、心地よい緊張、緊張が自らを磨いて行くのです。私はかつて井口海仙宗匠の所にお稽古に通いました。襖の開け閉め、扇子の置き方、茶道は全て無駄が無い整えられた世界です。師匠と弟子は信頼関係の世界「和敬清寂」です、人間らしく花を咲かせましょう。、何処までも自分をレベルアップして本当の自分に成って下さい」とご指導いただきました。
 最後に若林幹事長のお礼のご挨拶で講演会を終了致しました。合掌
 (後半の講話は11月発行の「松籟」に掲載いたします。)

                            広報委員長 門間宗映



 

 平成25年度第1回役員会

場 所:本崎陽軒本店6F会議室
日 時:8月31日(土)

 8月31日(土)13時より、一般社団法人茶道裏千家淡交会横浜支部「第1回役員会」が崎陽軒本店6F会議場に於いて開催されました。
 役員会には、岡田伸浩支部長、副支部長の勝治雄、竹村光史、田村啓一、新しく顧問に就任された渡邊巧様、参与の蒔苗宗芳、関宗貴、板野宗芳、鈴木宗徹、監事の田代正樹様を始め若林宗茂幹事長、副幹事長の門間宗映、須長宗恵、古屋宗美、石井宗美、常任幹事14名、幹事17名の合計46名が出席しました。
 岡田支部長は挨拶のなかで「お家元ご次男の敬史様が入庵されて、お茶の道に入られた事、千万紀子様は中宮寺献茶式に臨まれた事、又、伊住公一郎様が秋に結婚される事になり若い次世代の方々が頼もしい存在となって今後が楽しみでございます」とお話をされ、そしてご宗家の御安泰のお言葉もございました。
 役員会は、議長に岡田支部長を選出し「平成26年度事業計画(案)」及び「平成26年度収支予算(案)」の各審議案の説明後、採決に移り出席者の賛成により採択されました。その後の懇親会では、各委員会の紹介が行われました。
 閉会の挨拶で若林幹事長から26年度は「支部創立50周年記念大会」「三溪園五流茶会」等の大きな行事が続きますので皆様のご協力をお願い致しますと話が有り、役員会は終わりました。

                            広報委員長 門間宗映
                            写   真 藤田宗憲




 

 「三溪園で楽しむ夏休み」〜初心者のための茶道ミニ講座〜

場 所:本牧三溪園
日 時:8月14日(水)

 横浜市民に親しまれ、市内有数の名所ともなっている本牧三溪園で、平成25年8月10日から16日まで横浜市指定有形文化財の建物「鶴翔閣」が内部公開されました。期間中の催しの一つとして8月14日(水)の朝10時から16時まで、子供たちが家族と一緒に楽しめる夏休みの企画として、茶道ミニ講座「抹茶の飲み方をおぼえよう」と題するお茶会が開催されました。
 裏千家淡交会横浜支部では、この講座に協力して都合9回の薄茶のお点前でおもてなしをいたしました。講座には延べ100人以上が参加され、初めてお茶を体験する子供たちに、お菓子のいただき方や、薄茶の飲み方などを、文字通り手取り足取りでご案内して、暑い夏のひと時を、和やかに、にぎやかに過ごしました。
                             広報委員会 藤田宗憲




 

 春季茶会

場 所:三渓園
日 時:4月28日(日)

 若葉が美しく、藤棚の藤も見ごろとなった4月28日(日)に恒例の春季茶会を三渓園で開催いたしました、来賓の方々や多くの皆様が参席されました。
 白雲邸の濃茶席は伊東宗京先生のお席で先生が教室を開いてから40年目に当りお祝いの趣向で待合床には大綱和尚筆、寄世祝「限りなく久しかるべきゆく末をほこらぬ御代の姿にぞしる」本席の床は玄々斎御染筆「雲出洞中明」玄々斎20代の頃の虚白斎時代のお筆で「悩み、迷いを一掃する」と言う意味だそうです、古銅耳付花入に牡丹の花、香合は朝鮮雲鶴平丸、淡々斎箱、風炉先 桐壺々透 利斎造、釜 天猫霰繰口 、炉縁 桑面松唐草、棚 地板砂ずり山里棚、水指 備前、茶入 古瀬戸渋紙手 二条為定公歌銘茶入「よろずよとみかさの山に祝ふなる あめのしたにてたのしからまし」茶碗 伊羅保 銘 大雄峰 紀州徳川家拝領印アリ 大宗匠箱、時代の深さを感じるお席でした。
 鶴翔閣の薄茶席は加田宗栄先生、待合の掛物は鵬雲斎大宗匠御染筆 寿鳩杖画賛「お目出度い画賛で老人の杖で握りの部分に鳩の形をつけたもので80歳以上の功臣に宮中から下賜された、宮中杖とも言う」意味の画賛、本床は鵬雲斎大宗匠御染筆「仙雲纏寿山」花入は三島酒瓶に白万作、八角連、岩南天、香合 松の実 井口海仙宗匠箱、風炉先 扇面ちらし、釜 天猫瓶口八景地紋、炉縁 松唐草蒔絵 淡々斎在判、 三友棚に高取水指、薄器 遠山蒔絵 、茶杓 鵬雲斎大宗匠作銘 大喜、茶碗 大樋 鵬雲斎大宗匠箱、替 柳橋 香雲造、鵬雲斎大宗匠卒寿のお祝いと健康を願ってのお席の様に感じました。
 鶴翔閣、茶の間棟は4青年部から1つになり横浜青年部として初めてのお席持ちで準備の為の打ち合わせを何回も重ねて参りました。立礼席で床は扇面 鵬雲斎大宗匠御染筆「飛翔出航宜候」は20年前に青年部へ書き卸して頂いたものです、部員の皆さんが一丸となって取り組み、新しくスタートしました。
                             広報委員長 門間宗映
                                写真 藤田宗憲




 

 平成25年度定時総会

場 所:磯子公会堂
日 時:2月18日(月)

淡交会横浜支部平成25年度定期総会が2月18日磯子公会堂にて開催されました。
総会開会宣言の後、勝 治雄副支部長のご挨拶、続いて若林新幹事長のご挨拶で「26年度に横浜支部50周年を迎えますので今年は準備の年と考えておりますので皆様のご協力をお願い致します」と述べられました。
その後、平成24年度事業報告及び収支決算報告並びに25年度事業計画及び収支予算が審議されました。「社団法人茶道裏千家淡交会」から「一般社団法人茶道裏千家淡交会と」新たに変った総会を終えました。
続いて今年度、坐忘斎お家元より「特別表彰」を受賞された弓削田宗綾様と澤中宗水様のお二人に、お家元に代わり勝 治雄副支部長より特別表彰状が手渡されました。




 

 平成25年度事務手続き

場 所:かながわ平和祈念館
日 時:平成25年2月2日(土)

節分を明日に控えた2月2日(土 )に25年度事務手続きを「かながわ平和祈念館」で行われました。
会場では淡交会会員の @会費の振替払込請求書と会費受領証の引き換え A会員種変更(例 正会員→終身正会員)B新入会員受付 C再入会受付 D他支部からの転入 E他支部へ転出の事務を庶務係と会計係との連携の下に事務手続きを行いました。
 企画委員会は春季茶会の茶券受け渡し、事業委員会は抹茶販売、許状委員会は許状申請書受付、共済委員会は申請書受付を総務委員会、学校茶道協議会、青年部は新入会員の受付を致しました。
 恒例の呈茶席では手続きを済ました230名の方々や又先生と一緒に新入会員の手
続きに来られた方等が「えくぼ饅頭」で薄茶一服を楽しまれていました。
会議室を呈茶席に設えて色紙掛けに有馬頼底老師筆の「巳の絵に新節の字」を掛け青竹の一重切花入に日向水木、侘び助を活けました。
                           社会奉仕(兼)門間 宗映




 初茶会

場 所:三渓園・鶴翔閣
日 時:
1月27日(日)

 横浜支部初茶会が行われました。
三渓園は10日前の大雪が北側の日陰に残ってましたがこの日は青空が美しく池に映えて初茶会に相応しい1日でした。
岡田伸浩 横浜支部長より新年のご挨拶、新幹事長、副幹事長の紹介ありました。
 恒例の濃茶席は桜庭宗宏業躰のご指導の下、午前2席、午後2席にて皆様をお持て成しいたしました。
床の軸は坐忘斎家元ご染筆「松泉多清響」の一行、花は「猫柳、福寿草」花入は淡々斎作、丸一重切 銘「初音」香合は鵬雲斎大宗匠手造「亀香合」、釜は少庵好巴釜 、炉縁は十二支遊具蒔絵、棚は真台子、桜庭先生お手作りの輪飾りを真台子に飾り、皆具は唐子絵浅黄交趾、茶入は九谷吸坂焼肩衝、仕覆は松喰鶴緞子、 茶杓は坐忘斎家元作、銘「長熨斗」茶碗は淡々斎・清香院さま合筆「延寿」の字 重嶋台、薄器は金地千歳蒔絵平棗、お茶銘は「慶知の昔」お菓子は「花びら餅」、最後に新年の福引きが行われ、皆様は新春のお席を和やかに楽しまれておりました。
 薄茶席は鈴木宗徹前幹事長が席持ち、寄付に淡能斎筆「是を見よ三国一の鼻柱」本席床は大亀老師筆、朱の本紙に寿の一字、花は「梅、椿」 茶碗は鳳凰の絵、替茶碗は「巳 玉の絵」八代吉向造で3廻り前の巳年、2廻り前の巳年、1廻り前の巳年のお茶碗を次々と出して頂きまして、全て吉向造でした。時代を感じ取る事が出来ました。
                             広報委員長 門間宗映




 

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