大鳥小学校 『助成金をいただいて』

子供達に、茶道を通して“日本の文化”にふれる機会をとの願いから、和室の多目的教室で茶道クラブが発足して今年で10年目を迎えようとしています。今では正課の中で5、6年生全員が“お茶の作法教室”として畳の部屋での所作、お箸を使ってのお菓子のいただき方、お抹茶の点て方等を楽しく学んでいます。何もない所からお点前道具等を持ち寄り、PTAのお母様方の協力を得てのスタートでしたが、今では学校側の大きな御理解、先生方の御努力のお陰で生徒達にお茶の歴史等もお話しながら、季節感を取り入れた授業が進められる様になりました。節目の年を向かえ、さらに充実した活動にと願い申請致しました助成金を受け取ることが出来、一同喜びと感謝で一杯です。出来れば、参観にいらして下さるPTAの皆様方にもお茶を楽しんでいただける様なお道具を記念に整えさせていただければと思っております。これからも、お家元が提唱なさっている“和の学校”を目指して努力して行きたいと思います。本当にありがとうございました。

担当 本田宗節


 

 神奈川大学茶道研究部 活動紹介

神奈川大学茶道部は50年以上の歴史のある伝統ある部です。
主な活動は、6月の清水茶会や、11月の秋季茶会、1月の初釜などです。
中でも、清水茶会は年間を通じての最大のイベントであり、私達はこの茶会に向けて、美しい点前ができる様、毎週火曜日、金曜日にお稽古をしています。
点前だけでなく、お客様に直に接する半東や運びの役目をきちんとこなせる様努めるとともに、稽古のときから、お客様にゆっくり寛いでいただける様な雰囲気を作れるよう、部員一同で話し合いの場も設けています。
また、3年程前から「フランス映画祭」の関係者の方に清水茶会にお越し頂いています。今年は、お客様としての参加だけでなく、実際に「お茶を点てる」という体験をして頂きました。
茶会を通じて、日本の伝統文化を味わったり、おもてなしの心を少しでも感じとって頂けたら、嬉しいです。
その他にも、現代の日常ではあまり触れる事のない茶道を通じて、いろいろな人と交流しています。その一つとして、毎月一回老人ホームに行き、そこで、お爺さんやお婆さんに点前を見て頂いたり、お茶を味わって頂いたりしています。
私達もその機会に色々なお話をさせて頂き、楽しい時間を過ごしています。
大学の行事である、ホームカミングデイでは、卒業生に少しでも同窓会の場を満喫して頂ける様、立礼の席を設けています。
私達は、活動を通じて沢山の人と接し、思いやりの心や、優しさを養っていこうと思っています。
そして、日本の伝統文化である茶道を大切にしていきたいと思います。

神奈川大学茶道研究部 部長 井ノ口樹梨


 

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