かんらんさい(文化祭)

場 所:関東学院中学高等学校「風樹庵」
日 時:平成14年11月3日

学 校:関東学院中学・高等学校茶道部
私達の学校には「風樹庵」という茶室があります。
腰掛待合のある外露地、枝折戸から内露地に入り、蹲で手水を使い、躙口から入ると四畳半の茶室です。又、八畳の広間と三畳の水屋のある茶室です。
そこで私達は火曜日と金曜日に中学生、高校生45名がそれぞれ月3回お稽古をしています。顧問の先生と6名の先生がご指導してくださいます。
6年間のお稽古の成果として文化の日に行われる「かんらんさい、立礼席」でお客様にお茶を差し上げご披露いたします。
この席には毎年300人以上のお客様がいらっしゃいます。高校3年生がお点前をして中高生がお運びをします。私も今年はお点前をしました。
たくさんのお客様の前でのお点前は初めてなのでとても緊張しました。
お点前を終えた充実感といらして下さったお客様、ご指導してくださった先生方への感謝は筆舌に尽くせません。6年間の茶道の稽古は精神面の成長にとてもプラスになりました。
卒業しても茶道を続けていきたいと思います。又、たびたびこの風樹庵を訪れたいと思っています。


 

 学校茶道秋季研修旅行

場 所:静岡「春鳳堂、志戸呂焼窯、お茶の里」
日 時:平成14年10月28日〜29日

肌寒ささえ覚える晩秋の朝、横浜駅前を8時45分伊豆静岡へ向けてバスで出発。
途中車内では、秋晴れに映える富士の美しさに、感嘆の声があちこちから。
1日目10月28日の午前の行程、ポーラ美術館の見学。森の中に忽然とあらわれたガラス造りの近代建築。ドガ、ルノアール、モネ、ゴッホ、ピカソ他の西洋絵画の数々。岸田劉生、岡田三郎助他の日本絵画、ガラス工芸など、展示物の多さと内容に感動、また感動。
午後からは、韮山の重要文化財江川邸を見学。多彩な余技を持つとされる文化人江川氏自作の書画、詩作、工芸品などの多くが展示されている。
次いで楽しみにしていた、表装を生業とする「春鳳堂」の見学、匠の業に感嘆する事しきりでした。特にお軸表装方法の詳細な説明、さらにお軸の扱い方の説明には、改めて納得する事が多くありました。
2日目10月29日は、遠州窯志戸呂焼窯元本多昌子様の、登り窯についての詳細な説明と、作品の見学。鉄分の多い土のため茶褐色の地肌で、深みのある作品を見ることが出来ました。
「お茶の里」では、小堀遠州好みの茶室見学。普段公開していない「友賢庵」をも特別に見せていただく。さらにここでは淡交会静岡支部の呈茶席にて一服頂戴し、ほっとする一時を過ごしました。
一泊二日、細かく思い出すことさえ困難なほどの、内容の濃い研修旅行でした。
春鳳堂のご主人、志戸呂焼の奥様、静岡支部の皆様との出会い、まさしく「一期一会」の世界、さらに諸先生方との「和」をしっかりと感じ取る事の出来た、大変素晴らしい旅行でした。学校茶道にお世話になって3年目の私、企画をされた先生方、諸先輩方に感謝申し上げます。


 

 三溪園呈茶に参加して

場 所:三溪園記念館
日 時:平成14年8月6日

私たち市立南高校茶道部は、8月6日に三溪園でお茶会を開かせていただきました。
去年は先輩の手伝いという形で三溪園を訪れましたが、今年は自分たちがお点前をする側でした。
自分たちで着付けた浴衣で行う初めてのお茶会は、楽しみにしていた反面、不安も
ありました。しかし、睡蓮が咲き誇り、緑に囲まれた空間でのお点前はそんな不安を打ち消すものでした。
ゆったりとした空気が流れる中で心地よい緊張感を持ち、普段とは一味も二味も違う
お点前が出来たことは本当に良い経験となりました。
この経験をこれからある南高祭のお茶会などで活かせるように茶道部全員で頑張って
行きたいと思います。


 

 第23回淡交会横浜支部学校茶道研修茶会

場 所:平和祈念館(横浜市港南区大久保1−8−10)
日 時:平成14年7月28日 日曜日

毎年、夏休みに行なわれる学生茶会も回を重ね、23回を数え、400名ものお客様をお迎えして今年も盛大に行なわれました。

■昭和大学医療短期大学 茶道部
大学創立6年目で、茶会の席を担当させていただきました。
卒業された先輩とともに、稽古に励んでまいりましたので、一緒にお点前ができたこ
とは大きな喜びでした。学問の神様(菅原道真)をテーマに、在校生(本勝手)卒業生(逆勝手)の比翼点前を呼吸を合わせて、アイコンタクトを送り緊張しながらも一碗を点てることができました。これを機に、学長先生をはじめ多くの先生から、ご支援を頂きました事も部員の励みになりました。とても充実した一日でした。

■富士見丘高校 茶道部部長
先日のお茶会ではいろいろな先生方にご指導頂き、わたしたちにとってとてもよい経
験になりました。お茶を出すタイミングや、途中から入ってこられたお客様の対応な
どは、本番でなければ分からない事です。この経験を今後の茶道に生かしたいと思います。

■新城高校 茶道部部長
茶道部に入部した当初から今日まで、あたらしい事の発見の毎日でした。
今回のお茶会でもとてもよい経験ができ、また新しい茶道の魅力を発見できました。当日は、沢山の方がいらしてくださいました。水屋のほうはフル回転でしたが、お互
いに協力し合ったり、励ましあったりすることができました。お点前は直前まで不安
があったのですが、練習したかいがあり、あせらず落ち着いて、楽しみながらお点前
することができました。また、先生からお借りしたお道具はどれも素敵なものばかり
で、今回使わせていただくことができ、とても嬉しかったです。


 

 永野幼稚園 雛茶会

永野幼稚園は、昭和51年より園長先生の奥様のご指導により、園児に茶道を取入れています。

−−−永野幼稚園 永田宗里先生のお手紙より−−−

二月末の二日間に16学級、440数名の園児、先生、そしてお手伝いのお母さんで恒例の茶会をカリキュラム通りに賑やかに催しました。
お家元様から頂いた茶道具で花結界を境に、年長児の主客交互に挨拶・おじぎに重点をおいたお運びまで、4才児・3才児も見習ってお菓子・お茶を味わい、あとで担任を通して楽しかった話やら、お礼の手紙で感謝され、それぞれが大満足のうちに終えました。
昨日の修了式ではお家元様から頂いたおしるしに皆々感激を新たにしたことでございます。


 

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