淡交会横浜支部春季茶会

場 所:三溪園 鶴翔閣
日 時:5月30日(日) 10時〜15時

私達金沢高校茶道部は、三溪園で行われた淡交会春のお茶会に参加させて頂きました。今年のお席は、横浜市立大学、同看護短大、県立釜利谷高校、市立金沢高校の四校で担当しました。今回のテーマは、「海」ということで、お道具も海をテーマにそろえさせて頂きました。席入り券は、私達の母校がある“金沢八景”を盛り込んだしおりを作りました。「州崎晴嵐」「瀬戸秋月」「小泉夜雨」「乙艫帰帆」「称名晩鐘」「平潟落雁」「野島夕照」「内川暮雪」の八景です。お茶席の後、“八景”に興味を持ってくださった方から色々質問を受けたことは、私達にとってとても嬉しい体験でした。これにより母校のある“金沢八景”を知って頂くと共に私達自身も改めて歴史的な風景をもった八景を誇らしく感じることができました。


 

 第25回学校茶道研修茶会

場 所:かながわ平和祈念館
日 時:8月1日(日) 10時〜15時

学 校:薄茶席 神奈川大学
    薄茶席 法政大学女子高等学校
    立礼席 県立旭高等学校
        市立いずみ野中学校

我々神奈川大学茶道研究部は、8月1日に横浜の上大岡にある平和祈念館で行われた、淡交会横浜支部学校茶道連絡協議会主催の夏季研修茶会で薄茶席を設けさせて頂きました。当日は350名を上回る方々に一碗を差し上げました。当日の点前は見通しの良い長板の二つ置き。予定した時間内に無事終えることができました。大学生である我々は茶会直前までテスト期間であり、部員まとめての練習が厳しい中、それぞれが自分なりの時間を見つけ、また予定の合う者が一緒に練習をし、当日に臨みました。150人を超える茶会は初めてであり、そうした部分にもお茶をスムーズに出すための我々なりの新たな工夫をしてみました。何事も経験。我々の、秋の茶会や、それ以降の練習などに活かしたいと思います。

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私達は初めて校外のお茶会で席をもちました。最初はすごく緊張したけれど、練習の成果が出てお点前がスムーズにいきました。大勢のお客様に、喜んでもらえて嬉しかったです。水屋にお手伝いに来て下さった先生、卒業生の方々に色々とご指導いただき、人と人との関わり合いの大切さを知りました。今後、文化祭などでもそれを活かしていき、お客様に本当に満足してもらえるようにしたいです。

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8月1日に上大岡で行われたお茶会に、お茶をお出しする立場で出席しました。お茶を始めてまだ一年足らずの私が、あのような大きな場所でお茶を点てることに、初めは不安だけが頭の中を占めていました。しかし、部員や合同で席を担当した中学生の方と練習を重ねていくうちに、ただ純粋にお茶を点てて楽しんでもらおうと思うようになりました。それでも、当日になってみると、緊張で身体が震えましたが、緊張を楽しむつもりで、誠意を込めて頑張りました。今回のことはこれからお茶をやっていく上で、とても身になる体験でした。この機会を与えられたことを大変光栄に思います。

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お茶の先生や、私達と同じようにお茶を習っている人たちに、自分が今まで練習してきたお点前を見てもらう時はとても緊張しました。でも、自分が点てたお茶を飲んでくれた方が「おいしかった」と声をかけてくれたり「ごちそうさまでした」と笑顔でお礼を言ってくれた時は私まで幸せな気持ちになることができました。とても忙しくて大変だったけれど、その疲れより多くの「人の温かさ」を感じることができ、とてもよい経験でした。

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8月1日とうとうお茶会の日になりました。上大岡で開かれる学校茶道研修会です。昨年の三学期に旭高校さんと一緒に席をもつと決まってから一回一回のお稽古がとても大変でした。一年生も入ってきて旭高校さんでの合同稽古も何回かやりました。お茶会当日、先輩方のお点前が終わり、いよいよ私の番になりました。日頃のお稽古の成果を発揮できる機会だったけれど、とても緊張してしまい、いつも通りにはできませんでした。けれど、一生懸命やって精一杯のおもてなしができたので満足でした。この日私は、学校でのお稽古では学ぶ事ができなかった“お客様をおもてなしする事”を学べたと思います。またこのような機会があれば、この気持ちを忘れずに頑張りたいと思います。

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朝早くに上大岡の平和祈念館へ行った。最初、すごくやる気がない感じでお客様を待っていました。他の人達もまだ緊張感を持っていない感じだったので、その時は私も緊張していませんでした。しかし、お客様がぞろぞろ入って来るにつれ心臓が止まりそうになる程緊張しました。「私はここでお点前をやるんだ。」席を持つ事を早々と告げられていたにもかかわらず、それがまだ信じられない感じでした。最初に高校生の方のお点前。失敗してしまったのか「失礼しました。」と聞こえる。「私も失敗してしまうのではないか。」不安を抱えながらも私の出番。案の定お茶を少しこぼしてしまったが、冷静に「失礼しました。」と言えた。私がこのお茶会を通して得たもの、それは確かな自信とお客様との交流、そして部員の団結力。このお茶会で私は色々なものを得た、そんな満足感がありました。


 

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