夏期研修茶会の感想

日 時:8月2日(日)
場 所:上大岡かながわ祈念館



【大学生の部】 席主 … フエリス女学院大学 
 学生にとっては、テスト期間中のお稽古でしたので本当に大変なことだったと思います。私の週1回のお稽古の他に、3年生を中心に自主練習に励んでいたようです。なかなかお点前が上達せず焦っていた学生もいたようですが,随分頑張ったのでしょう。本番では大変良くやってくれて、とても嬉しく実のところホッとしました。お運びはまだまだでしたが、今回の経験でお運びの大切さを充分理解してくれた事と思っております。そしてまた、お点前をマスターし大勢の前で披露できた事で、きっとお茶が面白くなってきたのではないかと少し期待しています。今後のお稽古が、今からとても楽しみになってまいりました。
 今回のお茶会では、皆様に見ていただく程のお道具も無かったばかりか、知り合いに頼んでおいた軸が間に合わず、只々「より涼しく」というテーマに少々不完全なものになってしまい、酷暑の中を大変な思いで来てくださいました皆様には本当に申し訳なく心よりお詫び申し上げます。
 また、陰になり日向になりお手伝い・ご指導戴きました先生方に心よりお礼申し上げます。
 そして何よりこの大変な時期に頑張ってくれた学生に、心より褒めてあげたいと思っております。
                       フエリス女学院大学  桐村宗弓




夏期研修茶会の感想
                             フエリス女学院大学
                             3年 大貫 恭子
 私達フエリスの茶道部員は先日、かながわ平和祈念館にて夏期研修茶会を催させていただきました。
 私達の代の部員は、外部にて自分たちが全ての手配と準備を行うお茶会は初めてでした。不安や畏れ多さもありましたが、滅多にない機会でもあり一生懸命務めさせていただくことにしました。
 当日に行うお点前や道具も皆で決め、私達部員は、今までにないほどお稽古に精進しました。お点前だけでなく、お茶の点て方や出し方等も見直しました。
その結果、部員一同今までにないほど実力がついたと思います。それでも当日は、点てだしや運びが遅れるなどのトラブルが生じました。
しかし、そこであきらめずに皆で一丸となり「お茶会を成功させたい」「お客様に喜んで戴きたい」という思いで頑張りました。
そして最後には、「素敵な道具の取り合わせですね。お菓子もお茶もおいしくいただきました。ありがとう」というお言葉も多く頂戴することができました。
 お茶会の最中は忙しさもあり、その場のことで精いっぱいでしたが、そうした多くの方々から感謝やお褒めの言葉戴いた時に、改めて「お茶」という道について考えさせられました。
 当日は暑く、お客様はそのような中、わざわざご足労下さいました。そのようなお客様に涼しく和やかな時を過ごしていただくための工夫や心配り等がいかに大切なものであるか、相手を思いやるとはどういうことであるか。その答えは一つではありませんが、それは全て「茶道」の中にあると思いました。
 今回のお茶会にて、私達の成長したところ、まだまだ未熟なところ等が多く見つかりました。それを踏まえて部員一同「茶道」について初心に戻り、良く考えこれからもお稽古に励んでいこうと思いました。
 そして私たちのお茶会にいらしたお客様一人一人の心にのこるようなお茶会をまた催せたらなと思いました。
 最後に、たくさんお稽古をつけてくださり、当日も何かとご指導くださった桐村先生をはじめ、多くの先生方やお客様に感謝を伝えたいと思います。
 皆様たくさんのご指導やご配慮本当にありがとうございました。




夏期研修茶会感想
                            フフエリス女学院大学
                            2年 蔵田 香織

 テスト期間が終わって直ぐ行われたため、精神的にも体力的にもかなり厳しかった今回のお茶会。2年生は大学祭以来の本番で、失敗しないようにと意気込むも、なかなか思うようにお点前が覚えられない、先輩方から注意を受けてしまう等、不甲斐ない面が多くありました。当日も水屋が上手く回らない事や、お茶券の色分けをしていなかった事で、お叱りを受ける場面もあり、事前にもっと他の大学のお茶会を見てまわるなどして学んでおくべきだったと思う点がたくさんありました。
 一方で、初めに半東に入らせていただけたおかげで亭主を務めるときにはあまり緊張せずに臨むことができました。特にお点前を正確にできたと思います。
また、お正客の先生に「綺麗なお点前だった。お茶も良く点っていた」とお褒めの言葉を戴いたことは何よりうれしかったです。ただ個人的にはお抹茶がダマになってしまったので悔しいです。半東について、青年部の方にお軸の説明がきちんとできたので満足しています。途中、先生がお花を始め全ての道具の説明をしてくださったのでとても安心するとともに、我々も場を和ませる手腕を磨かなければと思いました。何より青年部の方がいろいろな道具の拝見をする度こちらを見ていたので、試されていると感じました。
 慌ただしく始まり、勝手がわからない中で乗り越えたお茶会、辛いこと、悔しいこともたくさんありましたが、茶道とはこういった世界だと認識ができたので、とても有意義な経験ができました。次回の三溪園も今から楽しみです。


            



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夏期研修茶会

【高等学校・中学校の部】
 席主 … 神奈川県立鶴見高等学校、横浜市立西谷中学校


 8月2日、夏期研修茶会を無事に済ませていただきました。感謝です。
この日はとても暑い日でしたが、参加していただいた皆様、また、携わって下さいました先生方に心より感謝申し上げます。
 前日に1席30名とのことで、お運びがスムーズに出来る机の配置を皆で考えました。当日の1席目、お客様をご案内し座っていただき始まりましたが、点前・お運びの生徒たちはきっとドキドキしたと思います。「おもてなし」どころではなかったかと思いました。それでも席が進むにつれて何とか落ち着いてきたように見えました。暑い日でしたのに、お陰様で何事もなく終わりました。
 これからも学校茶道の一人として、生徒と楽しく茶の稽古を頑張っていきたいと思います。                             米山 宗節




夏期研修茶会に参加して … 神奈川県立鶴見高校

                      県立鶴見高校 2年 中尾 亜優梨
 初めて茶会という場に来て最初は緊張して何をしていいのかわからなかったけれど皆さんにいろいろと教えて下さりとても助かりました。
 特にお茶の点て方やお運びのしかたを教えてもらって、少し失敗するところもありましたが、初めてした割にはできたと思いました。
 自分が客になった時も周りの方がアドバイスをしてくれて、実際にしてみるとやりやすくなったりしてとても楽しい茶会を過ごす事ができました。この経験を生かして次の茶会の時にスムーズにやっていきたいと思いました。
 この茶会は本当にためになったし、これから稽古していくうえでたくさん勉強になりました。部活の時にも練習しておいしいお茶を点てていきたいと思いました。楽しかったです。




                      県立鶴見高校 2年 友利 穂乃花
 2年生になって初めての茶会ということで、当日の前からとても緊張してしまいました。しかし点前が多少なじみのあるものであったことや、頼りになる先輩、後輩達とであったことで当日は不安に思っていたよりもいくらかリラックスして点前に臨めました。ふだんなかなか見ることができないステキな道具をみることができたのも茶会の楽しいところだと思いました。
 準備などは大変でしたが文化祭や秋の茶会に向けてよい経験になったと思います。今回の茶会を活かして、良い文化祭・茶会になる様に日々の練習に努めたいと思います。






夏期研修茶会に参加して … 横浜市立西谷中学校

 私を含め全員が初めての参加だったため、とても不安でしたが、開始前に先生方が丁寧に説明してくださり助かりました。最初のうちは、生徒たちが緊張している様子が表情からも動作からも伝わってきましたが、昼頃には自信をもって動いていて、成長した姿となっていました。普段は学校の中だけでの稽古ですので、ときに緊張感が薄れることがありますが、このような経験を通じて、茶道の魅力や奥深さを感じることができたと思います。貴重な機会を提供していただき、感謝申し上げます。
                           茶道部顧問 田村はるみ




夏期研修茶会に参加して

                    横浜市立西谷中学校 3年 藤原 晴菜
 茶会に参加して私は大勢の人が集まり緊張しました。でもとても良い経験になりました。今回の経験をいかして、これからもがんばろうと思います。ありがとうございました。



                    横浜市立西谷中学校 3年 森田 真由
 たくさんお客がいて、すごい緊張でしたけれど、ちゃんと自分のやることをできて良かったです。でも「お茶をどうぞ」とかを、大きな声で言えなかったので、文化祭では習ったことも含めてがんばろうと思います。



                     横浜市立西谷中学校 3年 吉木 南
 茶会は文化祭で経験していたけれど、今回の茶会は文化祭の様には上手くいかず失敗も多々ありました。しかし、高校生の点前を間近かで見ることができたので、参考にし、文化祭でステキな点前ができるようにしたいです。 



                    横浜市立西谷中学校 3年 中村 愛実
 思っていた以上にお客さんが来てくれて、とても忙しかったけれどやりがいを感じました。最後に「おいしかった」とおっしゃってくれる人もいて、とてもうれしかったです。とても良い経験ができました。ありがとうございました!



                    横浜市立西谷中学校 3年 若尾 沙織
 文化祭の茶会よりも本格的で着物を着ている女性の方がとてもキレイで感動しました。高校生のお点前がカッコよかったです。私も高校生みたいに早く点てられるようにしたいので、今回学んだことを文化祭に活かしたいです。



                    横浜市立西谷中学校  3年 白石 碧
 初めてあんなに大勢の大人の方や高校生にお茶を出すのはすごく緊張しました。でも、裏でお茶を点ててキレイな泡をつくるやり方なども知ることができました。これを後輩などにも教えてあげたいと思いました。良い思い出になってよかったです。



                   横浜市立西谷中学校  3年 吉本 れな
 今回 高校生の方々のお手伝いとして参加させていただき、中学校とは違った作法と雰囲気が印象的でした。茶碗、お菓子、お花など1つ1つがとてもきれいだったのでとても良い体験ができて良かったと思いました。



                   横浜市立西谷中学校  3年 綿貫 美咲
 私は本格的な茶会に参加するのは、今回が初めてでした。
 最初は緊張して何もかもドタバタしていて、今日1日本当にお手伝いできるかなと不安でいっぱいでしたが、先生方や高校生の先輩方が優しく接して下さり不安がなくなり、最後はとても良い雰囲気で終わることができ、良かったと思いました。また、普段体験することのないことをたくさんでき、とてもうれしかったです。ありがとうございました。



                   横浜市立西谷中学校  3年 中山 結衣
 ほとんど初めての事ばかりだったので、特に半東の時は緊張したし、不安な所だらけでした。ですが、高校生のお点前を目の前で見て、いろいろと勉強になりました。今回の体験をふまえて、文化祭の練習もがんばりたいと思いました。ありがとうございました。


          




 京都黄梅院での茶会

日 時:4月11日
場 所:京都大徳寺黄梅院


 4月11日 京都大徳寺黄梅院にて、鹿沼の石原宗茂氏主催の「春風流水」の茶会で、横浜国立大学茶道研究会有志と卒業生の牛込徹で一席を設けました。
以前より交流させていただいていた小林太玄和尚の「若い人たちがお茶に携わることは大いに結構。是非とも懸釜を」とのお言葉をありがたく受けて、今回の運びとなりました。
 前日準備のおりの雨もあがり苔の色あざやかな晴れ晴れとした天気に恵まれ、国大席(玄徳軒)の他、薄茶席、濃茶席、利茶土さんの作陶展もあり250名のお客様を迎え、緊張と喜びの中で一同一生懸命に一盌を呈しました。
待合ではサークル活動の写真や活動報告などの冊子を置き、海外の器を見立てウニュ塩湖の小物入れを香合、マテ茶器を薄茶器、パイナップルの木の葉の加工品を菓子器にと、若い人なりの工夫で「おもてなし」をいたしました。
現役生とOB生で15名程。皆フル回転でよく動いてくれ、「緊張したけど楽しかった」「充実していた」との感想を述べ、これからの活動にも大いなる糧になったことと思われます。
遠路お越し下さいました方々にも画面をお借りして感謝申し上げます。

                      横浜学校茶道連絡協議会  松戸宗衣
                      写真:横浜国立大学茶道研究会 崎濱


          

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「春風流水」の茶会
                         横浜国立大学
                        茶道研究会 2年 高木騎美

 今回の黄梅院での茶会は、私にとって初めて“茶会を作る”ことにも参加でき、とても充実したものとなりました。
 当日、私のお点前の時に小林太玄和尚がお正客でした。和尚は、お点前中緊張する私に色々と声をかけて下さったり、他のお客様にも話しかけて茶席全体を盛り上げて下さいました。改めて茶会とは、お客様あってのものであることを実感しましたし、お客様を一服のお茶で楽しんで頂くための「おもてなし」を、一層意識していきたいと思いました。
 水屋での準備においても最後までキチンと機能し、数々の場面からも達成感を得ることもできました。
 待合では今回、横浜国立大学茶道研究会有志として参加させて頂くことで、私達のアルバムや活動紹介を作成し、見ていただけ、お茶以外での「おもてなし」の形もあるのだと思い、お茶会の楽しさを改めて感じました。


 

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