第一回例会と教養行事「和菓子作り体験」

日 時: 令和元年8月28日(日) 
場 所:横浜市技能文化会館

 令和元年8月28日(日) 横浜市技能文化会館にて、横浜支部副幹事長 飯塚宗求先生に御臨席賜り、今年度の第一回例会を開催いたしました。残暑厳しい日となりましたが、40名の会員が参加いたしました。例会を前に総務委員会が中心となり、心のこもった呈茶が行われました。抹茶は「令和」 丸久小山園詰、菓子は名水「菊水の井」の清涼な雫をイメージして作られた、亀廣永製の「したたり」。冷たく口当たりのよいお菓子と一服のお茶をいただき、外の暑さを忘れられるひとときとなりました。例会では、上半期の活動報告、決算報告が行われ、下半期の行事予定報告が行われました。各委員会が意見を出し合って開催した委員会活動、双方の委員会でお互いを招待し合うペアリング茶会の報告、秋以降に多くの活動が行われる報告に、今後の青年部活動に思いを馳せました。また、昼食は委員会ごとに懇親も兼ねテーブルを囲んで、横浜の老舗牛鍋屋「荒井屋」さんのお弁当をいただきました。贅沢で美味しいお弁当に、どのテーブルからも笑顔が見られ和やかに例会を終えることが出来ました。

 例会終了後、今期初めての教養行事「和菓子作り体験」を行い、総勢26名の会員が参加しました。講師には横浜青年部会員で新妻屋御当主の高野善明氏を迎え、生菓子と干菓子を教えていただきました。練切は、涼しげな白とブルーの手毬の意匠のものと、花をイメージした意匠の二種。手毬はヘラで筋を入れて仕上げるのですが、見本のように美しい筋を入れるのはとても難しかったです。しかし自分達で仕上げた手毬の天に金箔をのせることにより驚くほど見違える出来栄えとなりました。今一種の花の意匠では「絞り」の手法を経験することができました。干菓子は和三盆の打ちもので、鶴と亀のとても繊細な木型で打出す体験をさせてもらいましたが、途中で欠けてしまったり細部まで綺麗に文様が出なかったりとこちらもとても難しく、お茶会で何気なくいただいていた菓子からも、職人の技術や個性を感じられる楽しみがあるということも学ぶことが出来ました。












 

Copyright (C) 2002 Tankokai Yokohama