総会・初茶会

日 時:2月8日(日)
場 所:根岸なつかし公園内 旧柳下邸

茶道裏千家淡交会横浜支部監事の関先生をお迎えして、平成16年度の総会そして引
続き初茶会を開催致しました。暖かな陽気の中、柳下邸には昔のお雛様も展示されていて春らしい雰囲気に満ちた一日でした。
濃茶のテーマは「三福」。関先生と福田監事が関東第三地区の互礼会のくじ引きでお当てになった三猿の棗と喫茶去の軸、中山部長ご所持の福田元首相所蔵だったと言う御本写しの茶碗が揃って、落ち着いたお席になりました。同席した人たちにも、少しずつ福のおすそ分けがあったのではないでしょうか?
続いての薄茶席は梅づくし。お床には梅の花が荘られて、また梅の絵の茶碗で美味しくお茶をいただきました。
中山部長の少々緊張気味のお点前が逆に場を和ませて楽しい茶会になりました。


 

 旧柳下邸茶会

日 時:4月25日(日)
場 所:根岸なつかし公園内 旧柳下邸

磯子文化協会主催の柳下邸月釜が爽やかな晴天に恵まれたなか開催されました。
時節柄、会場の邸内は部屋や廊下のいたるところに所蔵の五月人形や鯉のぼりが飾ら
れていて、茶会の雰囲気を盛り上げていました。
一席は横浜支部副幹事長伊東宗京先生がもたれ、そしてもう一席をぴあ青年部で担当
させていただきました。男子部員による点前で、お道具も油断大敵をもじった「油
滴」、水指はお城の形をした萩焼、槍の鞘の建水、また壷々透かしの鎧櫃形の菓子器
は蓋を開けると「兜の餅菓子」など端午の節句にちなんだ席づくりを致しました。青
空に泳ぐ鯉のぼりの席入券や茶室内を囲んだ陣幕はこの茶会の為に何人かの部員で製
作するなどいろいろ思い出に残る茶会になりました。。


 

 大岡地域ケアプラザ呈茶

日 時:4月29日(木)
場 所:

風薫るみどりの日。ケアプラザを利用されている42名の敬老の方々にお茶をさし上げました。ケアプラザ玄関の兜飾りが、いらっしゃる方々をお迎えし、青磁の花入れに紫色の鮮やかな菖蒲が、まじかの端午の節句を祝福した茶席となりました。
当日は「お茶の基礎知識と効用」についての簡単な講義を行ったせいか、例年よりもう一服をご所望される方々が多く、三服目でスタッフからストップを掛けられていたりする光景は微笑ましく目に映り、身体に良く美味しいと皆様が楽しまれているご様子は大変嬉しく感じました。参加されている方々の1つ1つの丁寧な動作と慎ましやかな笑顔は、迅速さや俊敏さがもてはやされる時の流れとは違った、深く、そして真摯なものを伝えてくれる一日となりました。この日出会えた方々に心より感謝申し上げたいと思います。


 

 作り物講座「古帛紗」

日 時:5月22日(土) 23日(日)
場 所:磯子センター

ぴあ青年部10周年を記念して古帛紗を揃える事になり、中山部長を講師に講習会を行いました。急遽お声を掛けたにも関わらず両日で17名が参加し、総計では50枚を越す希望者がおりました。
当日は部長の優しい指導のもと慣れない手つきで縫い上げましたが、苦労しただけ大切な「宝物」がまた一つ増えました。お茶会は揃いの古帛紗でお客様をお迎えしたいと思っています。


 

 新入部員歓迎懇親会

日 時:5月23日(日) 古ぶくさ作り講習の後

今年度は多くの方が新しく入部され、古帛紗作りを終えたあと、9名の新人さんが参加し盛大に歓迎会を行いました。
「お茶を始めたきっかけは?」とか「自分のPRしたいところは?」など新旧部員で互いを紹介しあい、楽しい一時を過ごしました。


 

 四青年部合同10周年記念茶会

日 時:6月20日(日)
場 所:三溪園

季節外れの「台風」の近づく中"時を奏でる"という共通テーマの下に四青年部それぞれが工夫をこらしお席を担当いたしました。ぴあ青年部では今まで過去平安からタイムマシンでの未来よりそれぞれの時代から現代に向かってテーマを持ってきました。そして黒船来航から現代へ。今年が日米和親条約締結150年ということもあり、横浜臨海地区150年の時を"奏でて"みました。150年前にイギリスで発行された号外を見ていただいたのち、船のチケットに引き換えてイギリス桟橋から現代までの旅へGO! ちなみに待合いの白と紫の幕は条約調印の時に後方に掛かっていたもので部員の力作です。蟹の遊ぶ砂浜から、明治時代のレンガ建築とガス灯を背景に水指の舫いでひと休み。床飾りは条約締結の際に使われた?羽ペンとインク。輸入自動車が初めて横浜港に降り立ち、初の国産航空機が完成したのが磯子の杉田でした。世界の八割を占める"横浜スカーフ"は女性部員の帯揚げに使い、茶碗と花入れにランドマークタワーが登場。お軸の"四海皆茶人"の通り、世界中が茶道の精神で平和でありますように! 気がつけば雲間から太陽も顔を出し、台風もどこへやら...。お茶杓の“宜候”で、ぴあ青年部、次の時代へ出発です。


 

 クウェイト学生交流会「茶道体験」

日 時:6月30日(水)
場 所:海外技術者研修センター

クウェートからの留学生12名を対象に茶道を紹介する機会を得ました。短い滞在期
間にもかかわらず「是非茶道を体験したい」という先方の申し出に、茶道についての
お話、部員による濃茶・薄茶のデモンストレーション、そして実際にお茶を飲んでい
ただきました。 女性には着付けも体験してもらい大変喜んでもらえたようです。ふ
だんの稽古では疑問に思わなかったような質問が終始留学生から続出、経験者である
はずの部員が考えさせられる一面も。急な依頼で準備が難しかったものの、各々が紙
に願い事を書いて笹につけて茶室に飾り七夕の趣向を楽しみました。床軸は「竹葉々
清風を起こす」。 遠い国からの留学生との楽しい異文化交流に、お互い時間を忘れ
るほどでした。


 作り物講座「茶杓」

日 時:7月15日、18日、19日
場 所:川崎 さくま工芸

猛暑が続く中、3日間に分かれて茶杓作りが行われました。
茶杓作りは、まず茶杓にする竹選びから始まり中心の太さを決め、鉈と小刀を使って形を作っていくのです。、、、がしかし、今回、茶杓作り初体験!先生の言葉も空しく、片方を削り過ぎたと言ってはそれを直そうと反対側を削り過ぎるという具合に直そうとすればするほど細身になってしまうのでした。それでも要所要所で先生が出来を確認し、手を加えて下さる度に見事に生まれ変わり、初めは1日で2本も作れるか少し不安に思っていましたが、先生のお蔭で素晴らしい茶杓を完成させることが出来ました。また茶杓作りだけでなく昼食時には、先生の研究されている和語の興味深いお話で楽しい食事となり、茶杓作りの1日が充実した日となりました。


 横浜研修センター アニバーサリーパーティ呈茶

日 時:7月23日
場 所:横浜研修センター

ぴあ青年部定例行事の横浜研修センター呈茶がありました。
金曜日の夜とあって部員が集まるのが大変でしたが、それは定例行事! 仕事帰りに駆けつけて慌ただしくも無事準備出来ました。
今年はセンター開設15周年という事で、会場は日本の夏祭のディスプレーがされて
おり、海外から企業研修に来ている人達は「日本の夏」を少しでも感じていただけたかと思います。
私達もフロアーの一部に野点傘と御園棚を設え、椅子には赤い毛氈を敷き、短冊には寛州和尚の「一期一会」を掛けて部員が点てたお茶を差し上げました。身振り手振りのコミュニケーションでお客様の笑顔が何よりの喜びでした。


 宗家研修

日 時:10月10日(日)〜12日(火)
場 所:京都

青年部に今年入会し、宗家研修に参加させていただくことになり、いよいよ当日を迎
え、台風が去り安心して出発。しかし電車が途中でストップ!新幹線に何とか乗った
後は、あっという間の3日間でした。
研修本番は3日目、朝から支度をしている間にだんだんと緊張が高まりました。まず午前中は高橋宗健先生のご講義があり、楽しく茶花とお茶の心について教えていただきました。おいしいお昼をいただき、午後からご宗家に伺いました。路地から兜門をくぐり、利休御祖堂を参拝し由緒あるお茶室を幾つも拝観しました。歴史的なたたずまいの中でお茶をいただいているその時や雰囲気ある情景の一場面が、今でもしっとりとした感覚で思い出されます。
その後の大徳寺拝観、また、1,2日目の事前研修、お茶ゆかりの観光で、いろいろなことにじかに触れ、お茶の世界は歴史があってとても深いことを実感しました。宿坊で朝の御説法を聞いたり、町屋風の宿の迷路のような廊下・階段で先輩方に着物の入った重い荷物を一緒に運んでいただいたり、裏道でお土産を見つけたり、懇親会でたくさんの方とお会いしたこと、真夏のような暑さの中で楽しい思い出もたくさん出来ました。


 親睦茶事

日 時:11月3日(水)
場 所:辻堂 滴水庵

小春日和の秋晴れの日、正午の茶事が行なわれました。
ところは辻堂「滴水庵」です。
入り口には石で「滴水庵」と彫られており、大変立派な門構えです。門をくぐると裏手に広いお庭があり、レトロな一軒家でたいへん趣があります。お茶室は小間と広間があります。お道具類は滴水庵でお借りしました。それぞれのお道具のご説明を聞き、また憶えるのにも苦労しました。お料理は滴水庵の方が作ってくださいました。
参加者11名ということもあり席中は2つのグループに分け、正客、亭主、半東、水
屋は担当の教養委員と企画委員で分担しました。
解らない所は皆で教えあい、勉強しながら、和気あいあいと和やかな楽しいお茶事で
した。


 ケアプラザ呈茶

日 時:11月23日(火)
場 所:弘明寺大岡地域ケアプラザ

小雪を迎えたとはいえ暖かな勤労感謝の日の午後、ケアプラザを利用されている敬老
の方々、今回は100歳を迎えられた方にも心を込めてお茶を差し上げてまいりまし
た。                                    ホールでは、皆様とともに“美しき天然”(作詞・武島羽衣 作曲・田中穂積)を合唱し、歌詞の素晴らしさに皆で共感し合い心をひとつにできたことは、素晴らしい経験でした。またお道具やお軸にも深く興味を抱かれる方も多く、自らお茶を点てていただく方々やお点前を間近で見学させてほしいとお声をかけてくださる方もいらっしゃいました。お茶が私たちの心の橋渡しをしてくれたのでしょう! “一期一会”を大切にしたいと思った瞬間でした。晴天にも恵まれ穏やかにゆっくりとたのしい時を過ごしていただけたのではないでしょうか? この日出会えた方々に心より感謝申し上げたいと思います。


 

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