例会・忘年会

日 時:12月14日(日)
場 所:横浜市港北区薬剤師会会議室/旬肴旬菜 花いおり

 12月14日(日)平成二十年度第二回例会を開催いたしました。例会に続いて臨時総会を行い、来期四役と会計が承認されました。
  その後、監事の全田宗正先生にもご参加いただいて「旬肴旬菜 花いおり」にて忘年会を行いました。忘年会会場では、本年卒業生に記念品(名前入り風呂敷)を贈答する卒業式と、今期部長から来期部長への引き継ぎ式も行いました。今年は、青年部の行事が活発に行われ、ブロック行事への参加者も多かったので、一年を振り返りますと話題が尽きることなく、忘年会はとても盛り上がりました。卒業生は5名おりますが、新規入部者もおられますので、しっかりとたすきを受け取って来年も充実した青年部活動を行っていきたいと思います。



 

 第二十回新田祭

日 時:11月22日(日曜日・祝)
場 所:新田小学校

 昨年に引き続き、二度目の新田祭に参加してきました。港北区にある創立116年という伝統ある横浜市立新田小学校で開催され、今年は記念すべき20周年というイベントです。
 当日は、昨年と同様に眩しいくらいの小春日和でとても穏やかな天候に恵まれたものの、少しばかり肌寒い朝の体育館の一角に抹茶体験コーナーを設営。午前10時半から午後12時半までの2時間で、130人以上もの子供たちや父兄が足を運んでくれました。
 子供たちの中には昨年はじめて体験したときのことをわざわざ伝えに来てくれた再会組もいて、『去年は3回来たよっ!』とか、『今日もまた後で戻ってくるから』とかなんとか。
 躊躇している親子の姿や自分の子供が茶筅をふっている様子を興味深げに覗き込んでいる(見守る?)お父さんの姿が印象的でした。畏まった様子で正座している子供たちが、少し背伸びしたように誇らしげに見えていたりもします。飲み終わった後はホッと安堵の笑顔で、将来は洒凡に入部してもいいという子までいたりして、短時間ではありましたが着実に茶道の魅力をどこかに残してこれたような気がしています。



 

 洒凡茶会(總持寺)

日 時:10月5日(日)
場 所:曹洞宗大本山總持寺

 10月5日(日)、曹洞宗大本山總持寺の紫雲台・松鳳館にて洒凡青年部茶会を開催しました。お天気も何とかもち、たくさんのお客様がお越しくださいました。茶会の全体テーマを「相生・繋ぐ」として、洒凡青年部卒業生による濃茶席、現役部員による薄茶席、香煎席の三席を設けました。今回は、三席とも、総本部より拝借した御染筆を掛けさせて頂きました。濃茶席は、「無事是貴人」を掛け長板を用いたお点前をいたしました。薄茶席は、「和気生万福」を掛け、席テーマを「稔り」としました。「稔り」には、秋の稔りだけではなく、この2年間「相生」を方針に掲げ、支えあって共に成長しきた部員の活動が実ったという思いも込められています。また、薄茶席のお水は、広報委員会の企画でお抹茶に合うお水をいろいろと試した際、もっとも美味しい取り合わせだったクリスタルガイザーを使用しました。香煎席は、受付でお客様に国旗のくじを引いて頂き、5カ国のテーブルにわかれて、それぞれのお茶とお菓子を楽しんで頂くという趣向でした。点心は、總持寺の僧侶手作りの精進料理を召し上がって頂きました。待合には、茶会テーマである「相生」の扇面と、卒業生が以前手作りしてくださった洒凡の垂れ幕を飾りました。また、洒凡青年部のPRコーナーとして、活動紹介や、広報誌、作り物講習で部員が手がけた作品などを展示しました。お客様からは、お茶がおいしかった、楽しかった、いろいろな工夫がすばらしいお茶会であったなど、嬉しいお声を頂戴しました。現役部員の尽力だけでなく、卒業生の力添えと總持寺のお坊様のご協力があってこその成功だと思いますので、皆様には感謝してもしきれない思いでいっぱいです。



 

 夏の小寄せ茶会

日 時:7月27日(日)
場 所:川崎市国際交流センター『木月庵』

 青少年、教養、広報の三委員会(27人)で“客”“初座の亭主”“後座の亭主”を担当し茶事を行いました。 茶会テーマは『夏休み』。部員の思い出やイメージを趣向に活かしました。
 寄付待合では線香花火や金魚などが飾られ、団扇に熱い日本手拭いのおしぼり、冷たい紫蘇風味の炭酸水で客を迎えました。
 本席は“瀧”の一行物、義山の螢袋の香合、麦わら帽子の花入に夏の花々で涼を誘いました。渚棚に西瓜模様の和紙で包まれた日の丸棗を載せる等 洒凡青年部らしい遊び心も随所に取り入れ楽しい席となりました。
 それぞれが担当した役割を通じ 日頃の修練の成果を認め合い、相互の親睦をより深める行事となりました。2月の教養講座で削った茶杓や 広報委員会が4月に行った『抹茶に合う水の研究』で好評だった水を使うなど行事をその時だけに終わらせず次に繋げています。OBから手作りの竹筒(酒器)の差し入れがあるなど人の繋がりもあり、秋の大寄せ茶会に向けてもいい勢いがついたと思います。



 

 懐石料理講習会

日 時:6月1日(日)
場 所:野毛 青少年交流センター

 清風の爽やかな6月1日、横浜市青少年交流センターにて横浜支部、参与の関宗貴先生をお迎えして懐石料理講習会を行いました。
 今回の目的は茶事における本格的な懐石料理を作ることで、先生のご指導により、下ごしらえから仕上がりの時間を考えて作ることを学びました。
 出来上がった後は、折敷に並べて和室に持ち出し、茶事の流れに沿って燗鍋と八寸も用意して皆と共に力作の料理に舌鼓を打ちました。その後、「相生の風」をテーマにした薄茶席を設けお茶をいただいて充実した行事となりました。
 普段料理をしない部員も「すり鉢」係で活躍し、漬物も部員の手作りの物を出すなど全員の奮闘で慌ただしくも次々と進む様子に先生も安心されたようでした。八寸の「ひすい豆」は極小粒のものまで盛られ、その大小が寄り添う様は洒凡の皆のようで翡翠のように光っていました。



 

 大佛次郎記念館 春の茶会

日 時:5月11日(日)
場 所:大佛次郎記念館

 大佛次郎記念館春の茶会が5月10・11日に催され、洒凡青年部はその2日目の和室席を担当させていただきました。
記念館所蔵の道具をお借りして、大佛次郎先生の時代小説「鞍馬天狗」をイメージした席作りを行い、脇床に、「宗十郎頭巾」と天狗の形の鈴を飾った楽しい席になりました。お軸は、先生が好きな言葉を鎌倉の円覚寺住職、朝比奈宗源老師に書いていただいたもの「風骨天然潔」です。それ以外にも、次郎先生愛用のお道具に触れると、華奢なようでいて男性的、モダンであるけれども武骨、そんな人柄に触れたような思いがした、一日でした。



 

 馬と遊ぼう子どもの日

日 時:5月5日(月・祝)
場 所:根岸競馬記念公苑

 競馬場とは『馬』に魅せられた人だけが集うもの? いえいえ、大人たちに混じって、お目当てのものを目指して小さな子どもたちも集まるのです。1942年のレースを最後に競馬場としては廃止された根岸競馬記念公苑で、5月5日に開催された『馬とあそぼう子どもの日』の抹茶体験コーナーには、大人と子どもを合わせ380名の方々が訪れてくれました。今年は生憎の曇り空でしたが例年通りの大盛況。
 さぼんA『抹茶飲んでみませんかぁ?』 ちびっ子B『・・・え〜。どーする?』
 さぼんA『おいしいよっ』 ちびっ子B『・・・やってみようかな・・・』
 緊張な面持ちながらも、実際にやってみると作法は思っていたほど難しくなく、肝心の抹茶はあまり苦くなく、美味しく飲み終えた後は、得意満面に席を立つ子が多かったようです。日本的なイメージでありながら、実は抹茶アイス以外にはなかなか口にすることもない抹茶。大人の苦味を知った子どもたちと、いつの日かお茶室で再会できることを楽しみにしています。


 茶杓作り講習会

日 時:2月17日(日)
場 所:横浜西地区センター 工芸室

 茶道具の中で特に茶杓に関して、より深く理解し、学ぶことができるようにとの希望により「茶杓作り講習会」をおこないました。講師は青年部の大先輩でいらっしゃる小田原の茶道具商の勝俣好雄先生で、26名の部員が参加しました。まずは竹から茶杓になるまでのお話を伺い、櫂先の溜め方を実践し、小刀で竹を削りました。茶杓として使うための竹の前処理のお話、水を通さないように気をつけることなどのお話は、実際に茶杓を扱う上で大変勉強になりました。また、削ってみて自身と一体になる感覚を味わうことができ、各自の茶杓ができあがり有意義な行事となりました。出来上がりました茶杓を机の上に並べてお互いに鑑賞しお開きとなりました。



 

 平成20年度定期総会

日 時:1月20日(日)
場 所:旬肴旬菜 花いおり

 1月20日(日)に定期総会を行いました。会場は、洒凡青年部の卒業生が経営されている「旬肴旬菜花いおり」の一階のお席をお借りいたしました。総会終了後、ご出席賜りました監事の全田宗正先生と共に、恒例の福引き大会で盛り上がり、また、見た目にも美しい、美味しいお食事をいただきました。その後、教養委員による呈茶も行われました。呈茶のお菓子は、外側が紅白で、半分に割ってみると、中の餡もきれいに二色に分かれており、とてもかわいらしいおまんじゅうでした。銘は洒凡青年部のテーマと同じ「相生」でした。午後は、各委員会に分かれて、平成20年の活動について話し合いました。本年は洒凡青年部の行事に加え、ブロックの行事も数多く予定されておりますので、会員が協力して行事に携わることで、共に成長していける一年とできればと思います。

 

 

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