平成22年度第二回例会・忘年会

日 時:12月12日(日)
場 所:かながわ労働プラザ

 平成22年度第2回例会を、かながわ労働プラザにて開催いたしました。 例会に先立ち、洒凡青年部の教養行事、『ろくろ体験教室』で作成した茶碗と『お茶扇子絵付け教室』で絵付けをした扇子を鑑賞しながら、薄茶一服をいたしました。 洒凡青年部の監事であります横浜支部副幹事長の全田宗正先生にご臨席賜り、平成22年度下半期の行事報告、横浜支部・関東第三地区、関東第三ブロック・総本部の報告など、それぞれ参加者の感想を交えながら行いました。教養・広報・青少年の各委員会の活動報告、関東第三ブロックの交流・ビジョンの各委員会の活動報告、併せて、下半期の会計報告も致しました。 また、総本部行事「第43回裏千家青年研修会」「LT研修」に参加したお二人からも、それぞれに感動の報告がありました。 例会後には、忘年会と今年卒業される4名の卒業式を横浜石川町のビスコンティにて行いました。10年以上にわたり洒凡青年部で活躍された方、そして「この2年間『絆〜交流〜』で一緒に活動された方と最後になるのか…と想いながらの卒業式は、一同目頭を熱くしての会となり、あらためて青年部活動の意義を感じることができました。







 118新田祭

日 時:11月27日(土)
場 所:横浜市立新田小学校

 横浜市立新田小学校で行われたPTA主催の「118新田祭」で抹茶体験コーナーを担当しました。お抹茶は初めてという人のために「抹茶体験コース(お茶を点てるだけ)」と2回目以上の体験者にはステップアップを図って「ミニ茶道コース(自らが棗から抹茶を掬いお茶を点てる)」の二つの体験コースを設けました。ブース入口にはホワイトボードに「抹茶体験コーナー」と表記し、茶道具の可愛らしい絵も添え描きして目立つようにしました。また、受付には山道盆に棗と茶碗、茶杓と茶筅も添えて飾り付けも行いました。今回で4回目ということもあって、手順を説明する方も水屋も手際よく落ち着いてでき、また、PTAの会長様が自ら畳の準備してくださるなど、体育館の広い場所も確保できたこともあって、参加者の待ち時間も少なく、わずか2時間程でしたが総勢165名(大人=23名、子供=142名)の参加をいただきました。
当日は天候にも恵まれ、体育館の中でもさほど寒さも感じることなく体験してもらうことができました。主催者側の協力で事前にポスターや畳を準備していただくなど感謝することも多く、また子供たちからも「来てくれてありがとう」と手作りのお芋をプレゼントしてくれるなど、学校関係者との絆がいっそう深まってきたように感じました。ブース前には開始時間の前から並ぶ子供がいたりと、「抹茶体験」を楽しみにいるのが伝わってきました。以前は、恐る恐る緑色のお茶に口をつける子供たちも多かったのですが、回を重ねるごとに経験者が増え、上手にお茶を点てられる子供も増えました。飲み終えて美味しいと笑顔を見せてくれるとホッとしますし、説明する私たち自身も一緒に成長しているようで嬉しく思います。昨年始めた「ミニ茶道コース」はとても好評で、「家にしまってあるお道具でお茶を点ててみる」「中学生になったら茶道部に入りたい」「来年も絶対また来る」という親子の声が聞こえてくるなど、茶道を身近なものとして捉える手助けになれたようで良かったと思います。






 茶扇子絵付け教室

日 時:10月17日(日)
場 所:技能文化会館

 洒凡青年部、秋の教養行事として、茶扇子絵付け教室を関内の技能文化会館にて行いました。
 講師には、以前洒凡青年部に所属されていました、石川県金沢在住の日本画家、前田有加里先生をお迎えしました。
 まず最初に教養講座として、ずらりと並ぶ日本画特有の岩絵の具を拝見。同じ鉱石でも細かさで色が違うことに驚きます。その後、京都の宮脇賣扇庵から取り寄せた扇面に絵付けを行いました。
 先生にバランスを見ていただきながら慎重に和紙に筆を入れていきます。段々集中してきて静寂の時間が続く中、今の季節にピッタリの『もみじ』や『水の輪』『吉祥文様』、来年の干支の兎など様々な模様を描いていきました。
 扇子になるのは一ヶ月後…。12月の例会では、仕立てた扇子と6月の教養行事『ろくろ体験』で作成した茶碗のお披露目を予定しています。






 例会&ミニ茶会

日 時:7月11日(日)
場 所:川崎市民プラザ

 平成22年度第一回例会を、川崎市民プラザにて開催いたしました。
 川崎市民プラザには国宝如庵を模した茶室があり、例会前には広報委員会の皆さんより、こちらの茶室にてミニ茶会のおもてなしがありました。真夏のまぶしい日差しの中、涼しげな夏の趣向で席中は和気藹々。上半期の行事の想い出などで盛り上がり、茶会好きな洒凡青年部ならではの例会の始まりとなりました。
 昼食をはさんでの例会では、上半期の洒凡青年部の行事報告、横浜支部・関東第三地区・総本部の報告、洒凡青年部の各委員会活動報告、関東第三ブロック出向者の各委員会活動報告、会計報告をいたしました。引き続き、下半期の行事予定を発表し、広報誌「洒凡」も発行いたしました。来年の地区大会についての話しもあり、一致団結して大会に臨むよう絆を確認しあいました。







 ろくろ体験教室

日 時:6月27日(日)
場 所:山手陶芸教室

 6月27日(日)に山手駅近くにある山手陶芸教室で、午後クラスと夜クラスの各10名に分かれて、ろくろを使用しての御本手茶碗作りを行いました。
 最初は座学を受けました。粘土の種類や特徴、焼き物の種類による手入れの違いなど、とても興味深いお話しで、時間が足りないほどでした。
 次に、ろくろに設置する前の下準備として粘土を触り、荒練で粘土を混ぜ合わせ、菊練で空気を抜く作業を代表の1名が行いましたが、思ったよりも力のいる作業で、なかなかうまく練ることができませんでした。
 そしていよいよろくろを使っての作業開始です。一番のポイントは、水と粘土を馴染ませた「どべ」を常に手と粘土の間に置いておくこと。それがないと摩擦が均等にならず、上手く形を整えることができません。なかなかお茶碗の形にならず、失敗するたびに悲鳴があがりましたが、先生方に丁寧にご指導いただきながら、粘土から手を離すときは「ゆっくり、ゆっくり」を合言葉に、どうにか自分で納得のいく形を完成させました。焼き上がったお茶碗は後日の受け取りとなりますが、どのように仕上がるのか今から楽しみです。
 ろくろ体験終了後、窯の見学や多種多様な釉薬と焼き上がったときの色合いなどのお話しを伺い、楽しく有意義な体験教室となりました。







 洒凡茶会

日 時:5月23日(日)
場 所:曹洞宗 大本山總持寺

 雨露が庭の新緑を色濃く映す中、今年も總持寺にて茶会を開催しました。今回のテーマは『絆?交流?』。青年部の卒業生や、関東学院大学、横浜市立大学の茶道部の方々にもご参加いただき、一緒におもてなしをしました。
 薄茶席では、茶会当日が『文の日』だったこともあり、『恋文』の趣向で文箱を菓子器に見立てたり、思いを結ぶイメージのお道具でお迎えしました。
 立礼席では、『友好・交流』をテーマに、横浜市の姉妹都市に関連のある道具を配して席作りをしました。普段は応接室として使わせているお部屋でのおもてなしは、友人の家に招かれたような、温かみのあるゆったりとした雰囲気となりました。
 香煎席では、昨年の台湾での交流茶会の報告も兼ね、北投協会の方に厳選していただいた台湾のお茶とお菓子でおもてなしをしました。台湾での行事はDVDにまとめてスクリーンで上映するなど、工夫をこらしたお席となりました。
 当日は、あいにくのお天気でしたが、雨が木々の緑を鮮やかにし、茶席の窓からの景色に美しさを添えてくれました。








 「馬と遊ぼうこどもの日」

日 時:5月5日  
場 所:根岸競馬記念公苑

 青年部行事として恒例となりました馬事文化財団主催「馬と遊ぼう子供の日」のイベントに参加し、抹茶体験コーナーと呈茶を行いました。五月晴れの青空のもと、芝生の上に8畳ほどの板敷きと茣蓙を敷いて体験コーナーとし、そばにベンチを配置して呈茶席としました。
受付にはこいのぼりを飾り、抹茶体験の方には、手作りしたこいのぼりや馬の絵のついたワッペンを洋服や帽子に付けて差し上げました。和三盆の干菓子を召し上がっていただいた後、抹茶と湯を入れた茶碗を渡して、それぞれに茶筅を振っていただきます。その後、自分で点てたお茶を召し上がっていただきました。子供たちには、「よく頑張りました賞」として飴やキャラメルを配りました。毎年、このイベントを楽しみにして足を運んでくれる子供たちが多く、8畳の畳から子供たちがいなくなることはありませんでした。その結果、体験コーナーは子供276名、大人98名、呈茶は18名の方に楽しんでいただくことができました。
 今年は、呈茶席のお菓子を受付にサンプルとして飾ったり、さらに、ベンチに「呈茶席」と大きな貼り紙をしたこともよかったのか、たくさんの方が呈茶に興味を持ってくださいました。
 体験コーナーに来る子供たちは、畳スペースに入るときちんと靴を揃え正座をして待っている様子が当たり前のように見られるようになりました。その様子を見ると、この行事が子供たちの躾にも良い影響があるのだなと嬉しくなります。更に、今回は子供に付き添って来たお父さんお母さんが一緒に体験するケースが多く見られ、大人の方にもお抹茶の美味しさや茶道の良さを知っていただけたのだと確信しました。







 平成22年度定期総会

日 時:2月7日(日)
場 所:神奈川近代文学館

 平成22年度定期総会を、横浜支部副幹事長・洒凡青年部監事の全田宗正先生にご臨席賜り、神奈川近代文学館にて開催いたしました。
 ことばの唱和につづき、全田先生よりお言葉を頂戴し、一同今年の始まりを実感しながらのスタートとなりました。
 昨年度の事業報告・収支決算及び、今年度の方針案・事業計画案・収支予算案について報告をおこない、洒凡青年部会員31名(うち委任状によもの9名)全員より、それぞれの議案について承認されました。 総会後は恒例の福引き大会をおこない、会員それぞれが福を引き当て、今年の洒凡青年部の活動に色を添えました。




 

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