第二回例会 謝恩茶会 忘年会

日 時:12月9日(日)  
場 所:總持寺 花いおり

 12月9日、今年度第二回例会を總持寺待鳳館にて行いました。例会終了後は、四役と会計、副委員長が亭主となり、謝恩茶会を行いました。現役の会員の他に、監事の全田宗正先生と洒凡青年部の卒業生もお呼びして、感謝の思いを込めて濃茶と薄茶でおもてなしをさせて頂きました。度々お茶会をさせて頂いた總持寺で思い出のお道具などを取り合わせ、自然と話のはずむ和気藹藹としたお席となり、洒凡青年部の行事の集大成となりました。
 謝恩茶会の後は、洒凡青年部の会員にとって思い出深い「花いおり」に移動し、忘年会と卒業式を行いました。忘年会では、洒凡の歩みを振り返り歴代部長や各々会員や卒業生から様々な思い出話を共有する時間となり、自然と涙と笑いに溢れていました。卒業式では、洒凡青年部から送り出す最後の卒業生ということで2名の部員の卒業式を心を込めて行いました。
 洒凡という名前がなくなってしまうのはとても寂しいことですが、これで解散してしまうのではなく、新体制は一つの節目であり、会員のひとりひとりが洒凡青年部でのこれまでの充実した活動を誇りにして経験を生かし、来年からの新しい横浜青年部を作りあげていくという決意も新たになりました。









 新田祭

日 時:12月1日(土)  
場 所:横浜市立新田小学校

 12月1日、横浜市立新田小学校PTA主催の『120 新田祭』にて、抹茶体験コーナーを担当させていただきました。今年も160名あまりの子ども達が参加してくれました。
畳に正座して、茶筅を振る抹茶体験コーナー、教室の机の上に置かれた盆の中の棗から自ら抹茶をすくって点てる『ミニ茶道体験』。洒凡青年部としての最後の対外行事になりましたが、一生懸命茶筅を振る子ども達を見るにつけ、そこから教わる事も多く、新青年部になってからも続けていければと強く願いました。








 宗家研修

日 時:11月2日(金)  
場 所:京都 今日庵

 炉も開けたばかりの11月2日、洒凡青年部16名と東京第八東支部野川青年部、鎌倉支部鎌倉第二青年部の計52名にて、宗家研修に今日庵を訪問いたしました。
午前中に、裏千家学園にて開講式の後、関根淡交会副理事長による『茶の湯と陰陽五行について』の講義を受けました。茶の湯の中に潜む陰陽五行の思想をとてもわかりやすくご説明くださり、一同で深く感銘を受けました。昼食の後は、裏千家学園内の茶室等を見学させていただき、いよいよ今日庵の見学へ。
 緊張の中で兜門をくぐった時、凛とした静けさの中に伝統と歴史の重みを感じました。大玄関までの露地を進むにつれ、緊張感はさらに増しましたが、雨露に濡れた露地の緑やその静寂さに心が洗われる思いでした。
 はじめに、利休御祖堂を参拝。お水屋の方の親切で丁寧なご案内で、お茶室や茶庭を拝観。そして抛筌斎での一服。咄々斎や寒雲亭などのお茶室、梅の井、大炉の間の反古襖、溜精軒の「杓の柄窓」・・眼と心に焼き付けてきました。溜精軒での除夜釜での埋火のお話は、ただ火を受け継がせるということではなく、途絶えることなく代々子孫が繁栄して永久に続くようにとの願いを込めてのことであり、来年からの青年部の新体制にも繋がる思いがいたしました。
 その後、大徳寺に向かい、まずは金毛閣へ。狭く急な階段で二階に登ると、利休居士像があり、天井には長谷川等伯による龍の絵が描かれていました。また、聚光院では、ボランティアの同志社大学の学生さんの説明で狩野派の襖絵やお茶室を見学しました。その後、利休居士、歴代宗匠ならびに御宗家の方々の墓参をさせていただきました。
宗家研修というとても貴重な経験をすることができ、また、このような機会をいただき、坐忘斎御家元をはじめ御宗家の皆様、お世話になりました総本部の皆様に、心より感謝を申し上げます。
 また、研修の前後では、洒凡青年部メンバーで京都ツアー。北村美術館や大西清右衛門美術館などのお茶に関わる美術館を巡ったり、特別拝観の黄梅院を拝観したり、ホテルでは京都老舗の和菓子屋さんの生菓子でお呈茶をしたり、お茶の仲間の旅ならではのお楽しみも存分に味わい、思い出に残る研修旅行となりました。








 横浜青年部合同総会

日 時:7月15日(日)  
場 所:県民サポートセンター

 横浜支部内のはまなみ青年部、港都青年部、ぴあ青年部、洒凡青年部で合同で合同総会を開催しました。来年度より、横浜支部の4 青年部が横浜青年部として始動することに向けた合同総会でした。
 総会の前にはお呈茶があり、お菓子は亀廣永の「したたり」に冷水点てのお茶でした。総会では来期横浜青年部の三役の決定の議題の審議があり、出席者の拍手多数をもって承認されました。
 来年からの体制、活動には不安を感じることもありますが、横浜支部の青年部がひとつになりさらに発展して、来年からも変わらず楽しく青年部活動を続けたいと願う会議となりました。







 納涼茶会&例会&納涼会

日 時:7月8日(日)  
場 所:馬場花木園・新横浜国際ホテル

 平成24年度第一回例会を、鶴見の馬場花木園にて行ないました。
 例会に先立ち、教養委員会の部員が亭主となり納涼茶会を開き、一服頂くひとときを得ました。おばあちゃん家に来た時のようにくつろいでと席入券にあり、受付には夏野菜と麦藁帽子がおかれ、待合で麦茶とラムネを頂きながら一面ガラス張りの向こうに雨に洗われた花木園の庭園が輝いているのをのんびり眺めることが出来ました。冷房の効いた茶室の床には戸田実山老師筆「澗水湛如藍(かんすいたたえて、あいのごとし)」に光悦垣の花入れに可憐な5種の花、静寂さの中に南部鉄器の風鈴の涼やかな音がしてきました。
 先日の洒凡茶会では余裕無く味わうことが出来なかったお濃茶と薄茶の味。今日は、主菓子がすいかの練り切りで薄茶席は籠に盛られた杏餡の水まんじゅう。アイデア溢れるご亭主側のおもてなしに感謝することしきりでした。
 亭主側だった教養委員会メンバーも合流して昼食。この場で、6月24日に開催されたブロック会員大会の中で『ブロックアワード』と称した青年部表彰を受賞した際の賞品のお菓子(行松旭松堂の『雪花糖』と『復興祈念菓子 絆』)が配られ、話題はどうしてもブロック会員大会のことや洒凡茶会の思い出話に。その勢いのまま例会へ。参加者全員が発言をしながら今年度上期の行事を振り返り、下期の予定を確認しました。
その後、新横浜に場所を移し納涼会。先月の茶会の打ち上げも兼ねて、卒業生も多く駆けつけて下さいました。楽しく会食しながら茶会の感想などを述べ合いました。会の途中で、卒業生の方々が急に万国旗のロープを張り出して…ブロックアワードで3部門中2部門で表彰されたことの即席表彰式をサプライズでして下さいました!チョコの詰まった金メダルが授与されくす玉を割り、大会スタッフで頑張った部員を称え、改めて労い合ったりしました。
 先輩方の洒凡茶会や青年部活動への思い、これからの青年部へのエールの言葉を伺ううちに、改めて涙したり、あたたかい気持ちにさせられたりで、これで洒凡最後の納涼会なんだなぁと感慨深さひとしおのうちに時間はアッという間に過ぎていきました。






 洒凡茶会

日 時:6月10日(日)  
場 所:曹洞宗大本山總持寺

 洒凡青年部として最後の大寄せの茶会を開催いたしました。当日は梅雨の合間の晴天となり、初夏のような日差しの中、190名のお客様にお運びいただきました。茶会全体のテーマを『懸け橋』として、卒業生と横浜市内の4大学の学生の皆様とともに、濃茶席と薄茶席、点心は總持寺のお膳でおもてなしいたしました。
 前日の雨が上った緑の映える庭に面する紫雲臺の受付では、氷と炭酸水をショットグラスに入れてお出ししました。グラスの底に『さぼん』の文字が浮かび上がり、グラスはそのままお土産にと、お運びされた学生さんがご挨拶をすると自然とお客様と和やかな会話が始まり、雰囲気の良い待合となりました。その他に、過去5回の總持寺での茶会の各様子をデジタルフォトフレームで待合のあちこちで上映し、洒凡青年部として最後に行う總持寺での茶会を名残惜しむ気持ちを添えました。
 濃茶席では、『飛翔』をテーマに席作りをしました。これは、龍年である今年の年頭の坐忘斎御家元のご挨拶や全田先生のお話に依っており、洒凡青年部での活動を通して培われた志をもって羽ばたいていきたい思いを込めました。お軸は鵬雲斎大宗匠筆『青雲萬里心』、青年部の高い志をあらわしました。風炉・釜は鳳凰唐銅風炉、鳳凰富士釜、仕覆は珠光緞子で龍が織り出されているというように『飛翔』を連想させるものを多く取り入れ、茶杓は淡々斎作の『千代の栄』、主菓子は『瑞兆』という銘の紫陽花色のきんとんにしました。
 薄茶席では、当日が『時の記念日』であったことから、席のテーマを『時の流れ』としました。席が始まりお菓子を運び出すと、お客様から歓声が!本物そっくりの青梅のお菓子を枝とともに盛りつけ、まずは『今・この瞬間』を感じて頂きました。床は盛永宗興老師筆『清流無間断』のお軸に、日本で初めての時計『漏刻(水時計)』を模した手作りの花入と時間を知らせたとされる『半鐘』の香合で、遙か昔の『時』を表現しました。点前座は山雲棚に『流水と四季の花』が溢れる浅黄交趾の水指を。薄器は『連山蒔絵』、茶杓は誡堂老師作の『四季の友』、茶碗には『朝顔』と『夕顔』の茶碗などをとりあわせて、四季や時間の流れをお客様に感じていただきました。当日は卒業生の方に応援に入っていただいたり、学生さんにもお運びに入っていただくなどして、世代の流れや繋がりを感じるとても和やかなお席になりました。






 馬と遊ぼうこどもの日

日 時:5月5日(土・祝)  
場 所:根岸競馬記念公苑

 根岸競馬記念公苑はまさに初夏!恒例行事となりました「馬と遊ぼうこどもの日」の抹茶体験コーナーに今年も出させていただき、多くの来苑された親子と抹茶体験を行いました。
 半時も座っていると、日焼けをしてしまう日差しの下、開始予定の10分前には列が出来てしまうほどの盛況ぶりで、午後2時には予定のお菓子200個が終わってしまいました。
 「今年も来たよ!」と勢い良く茶筅を振る子、お父さんより上手に抹茶の泡をたてる子、最後のキャンディのお口直しにも目を輝かせる子…などなど、毎年どうしてこんなにたくさんの子どもたちが抹茶体験に興味を持ってくれるのだろうと思いながらも、茶道の魅力に引きつけられた者同志になったような気すらしてきます。
 私たち洒凡青年部がこの「馬と遊ぼう子どもの日」に参加させていただいて18年…。地域のお子さんたちと茶道を通じて触れ合う貴重な機会に、今年も卒業生がお子さんたちの呼び込みの手伝いに朝から来て下さったり、卒業生のお孫さんが来て下さったり、他の青年部の部長さんが部員にバナナの差し入れを持ってきて下さったりしました。改めて来年も参加できることを皆で祈って終了いたしました。








 平成24年度定期総会

日 時:2月5日(日)  
場 所:かながわ労働プラザ

 平成24年度定期総会を、横浜支部副幹事長・洒凡青年部監事の全田宗正先生にご臨席賜り、かながわ労働プラザにおいて開催いたしました。
 総会では、昨年度の振り返りや洒凡青年部として最後の年となる今年度の行事の確認、新入会員の方の紹介などが行われました。全田先生から、初釜式で坐忘斎御家元が初削された茶杓の「龍吐明珠」のお話があり、龍が体内から宝物を吐き出す産みの苦しみと洒凡青年部での活動を例えて下さるご挨拶と恒例の福引のお品にと龍の香合を頂戴いたしました。
 総会の後は、記念撮影、恒例の福引、委員会に分かれての昼食をとりながらなごやかな時間をすごしました。午後からは古帛紗作り。裂地は龍村美術織物の天平綺文錦(てんぴょうかんはたもんにしき)という鮮やかで美しい裂地。部員同士で教え合いながらあっという間に完成することが出来ました。
 その後、洒凡最後の総会を名残惜しむ気持ちで、四役が亭主側で濃茶一服差し上げる席を持ちました。方谷浩明筆「和気兆豊年」のお軸に宝珠の香合、龍が織り出された紹鷗緞子の仕覆の高取茶入や昨年の卒業生から頂戴した太玄老師作の銘「相生」の茶杓などで部員をおもてなし。濃茶の後は部員同士で互いに薄茶を点て合いお開きとなり、今年の良い初まりの日となりました。







 

Copyright (C) 2002 Tankokai Yokohama